低投票率と自民の強さ続く

神奈川でも、統一地方選挙の前半戦が終了しました。4年前は神奈川」県知事選挙で敗れ敗戦の弁を語っていました。

今回5ポイント投票率下がりました。黒岩知事の得票数は、47万票近く増やしおよそ220万票獲得しました。圧勝でした。

共産党を除くオール与党体制で臨んだ選挙だとはいえ200万票越えは、県知事として信任を得た得票数だと思います。

共産党の候補は66万6千票で前回より20万票の増加でした。もう少し上乗せがあると思ってました。伸び悩んだ感じです。

黒岩知事、2期目に入ります。投票率は4割で過去最低という事実を踏まえ謙虚に幅広く意見を聴きながら県政を運営して欲しいです。

県議会議員選挙の結果も自民党が強いです。大都市部で圧勝する候補は自民党公認候補が並んでいます。自民への流れは変わってません。

ところどころ異変が起きている選挙区も見受けられます。定数1で保守系同士の争いの選挙区で自民公認候補が敗れるところが出ています。

郡部や地方都市の選挙区です。これまで自民党公認でなく保守系の無所属の会派が占めていた選挙区に自民党が公認候補をぶつけました。

自民の流れが強固であるという自信の表れだと受け止めました。強気の戦術ですので当然のごとく保守系内部で反発が生じます。

定数1の選挙区を自民色に染めようというやり方は危険も伴います。自民以外の主張は蹴散らされる恐れ無きにしも非ずだからです。

神奈川県政についても政権政党一色に塗り固めて行こうという方向に地域から懸念の声が上がったのだと想像します。

自民党新人候補が取りこぼしています。これまで通り保守系無所属で幅広い層から支持を集めようとした候補が競り勝っています。

ただ広い意味では自民系と言って良い候補者同士の争いだとも言えます。当選された候補者が今後どのような行動をとるかが注目点です。

文字通り自民系同士が公認候補と無所属に分かれて1つの議席を争う選挙区もありました。激烈な選挙になります。後遺症が出ます。

公明党が10議席維持と堅実なことはこれまで通りです。野党は軒並み議席を減らした中で共産党がゼロから6議席となりました。

野党らしい野党として認知が一層進んでいると思います。民主の戦う姿勢の欠如が共産党の支持を増やしているように見えます。

次は、一般市町村の市町村長、市町村議会議員選挙です。26日が投票日です。住民により一層身近な選挙です。

市町村は町づくりの最前線です。市町村のトップや議員によって町づくりの方向は変わります。誰がやっても同じなどということはありません。

自分たちの地域は自分たちで創っていくのが町づくりの大原則です。その原則に照らし相応しいと思う首長と議員を選んでいただきたいです。