統一地方選挙第2ラウンド
今日から統一地方選挙の後半戦が始まります。市長、市議会議員、あさってからは町村長、町村議会議員選挙です。
大きな市でもない限り知事や県議会議員に比べればぐっと身近な選挙となります。実際の人物を観る機会が多いという利点があります。
物理的に候補者を目で見るというのではなく候補者そのものの人となりを感じ取ることができるという意味です。
一言で言えば人物を選択できると言うことです。身近な政治は理屈ではなく人柄で実行する側面が大きいと思います。
その際に大切なことはいわゆる人間力です。どんなに頭が良く弁舌も上手であってもそれだけでは身近な政治の政策は実現できません。
あの人が言っているのだからという人間力が左右する側面が大変に大きいと思います。ですので身近な選挙は人物を観ることが大切だと思います。
もちろん政策は大切です。政治家として何を訴えるかは基本中の基本です。政策は、政治家にとっていわば命です。
しかし、立派な政策をパンフレットに書いたり、ソーシャルネットワークを使ってカッコよくアピールすることは誰でもできます。
立派な政策がなぜ実現できないのかに目を向けると表面的な見栄えを超えた何かに行き着きます。いわゆる人間力だと言えます。
政策で政治家を選ぶか、それとも人で政治家を選ぶかどちらですかと聞かれれば私は人物の方を最終的には選びます。
物事を動かすのは理屈を超えた人間の力だと思うからです。身近な選挙なら人間力を観ることも可能です。実践して欲しいです。
身近な政治の選挙ならば候補者本人はもとより、支援する方々の顔ぶれや選挙の進め方をある程度は見ることが可能です。
掲げた政策はほぼ同じであっても支持母体も含めた全体の雰囲気というかDNAみたいなものの違いが見て取れると思います。
その候補者のこれまでの歩みがどうであったかの実際を知る機会も身近な選挙ならば相当に多いと思います。
責任感が強く誠実に政策実現を果たす傾向が強いか、それとも外見とは裏腹に権力を指向するタイプなのかどうかを見極められると思います。
首長の場合はその座に座れば絶大な権力を持つことになります。小さな自治体ほどダイレクトに権力行使ができます。
候補者が権力に対してどんな考えを持っているかは大切な選択肢です。政策だけを見ていては候補者の本質を見抜くことは困難です。
これまでの実際の行動を知ることが大切です。身近な選挙の方が大きな選挙より実際の行動を知る機会は圧倒的に多いはずです。
統一地方選挙後半戦、候補者本人の街頭演説を直接聞く機会を持って候補者や支持者全体の持つ雰囲気を良く見極めて欲しいです。
また、その候補者がこれまで実際にやってきた行動を辿って欲しいです。総合的に人間力を判断し一票を投じて欲しいです。