開成町長選挙2
(府川裕一 開成町長候補)
小田急線開成駅前に現職町長の府川裕一裕一候補と新人候補が早朝並んで立っているのを見ますと激しい選挙戦という雰囲気が伝わります。
府川町長は奥さんと一緒に少人数で朝のあいさつをしました。新人候補は10人以上でずらりと並んでいました。
駅前の清掃をしている知り合いの方からあいさつで立つのは良いけれども同時に掃除もしたらどうかと言われました。
「しまった!」と思いました。早速、府川町長に次回からはゴミ拾いができる道具を持って来ようと伝えました。
今回の選挙、府川候補も新人候補も無所属です。新人候補は自民党の推せんを受けました。自民党とのせめぎ合いの色合いが濃くなりました。
中央政界では他を圧している自民党です。しかし地域の身近な政治において政党がどこまで関わるかは議論の余地があります。
いかに強力な政権与党であっても住民全てが自民党ではありません。しかも昨今の低投票率の中で議席を得ているという事実もあります。
地域の政治においては政権政党で有る無しに関わらず幅広く政党と関係を持つスタンスの方が町づくりに資すると思います。
自民党と公明党は中央では政権与党です。しかし、公明党は地域の政治では一心同体ではありません。各地域事情によって対応しています。
今回の町長選挙では府川候補への支援の動きがあります。川崎市や小田原市の公明党有力市議会議員が府川候補の応援に顔を出していただきました。
自民党という強力な壁と戦う府川陣営にとってっ公明党の応援は大変に励みになりました。極めて厳しい戦いの中で一筋光が差した感じです。
両候補は、政策的には大きな違いはないと思います。新人候補は、当初から小児医療費の助成の拡大を訴えてきました。
これに対し現職町長の府川候補は今年度の予算で小学6年生までの拡大を措置しました。財源のめどをつけて更に拡大する考えです。
新人候補の問題提起をいち早く受け入れて対応した格好です。現職町長の強みです。私は早めの助成拡大の決断は良かったと思います。
開成町は子供の数が増えているので助成拡大は財源がかかります。きちんと財源を確保しつつ拡大することが必要です。
もう1つ役場庁舎の建設問題が上がっています。私の町長時代は先送りしてきた課題です。庁舎は最後だという考え方でした。
しかし、1970年竣工の庁舎でさすがに耐震性が心配になってきました。そろそろ本格的に考える時期に来ていることは間違いありません。
建設を前提に委員会を設置したと府川候補は言っていました。内容は様々な意見を聞きながら進めるという話でした。順当な考えです。
今回の町長選挙際立った争点はありません。結局は伸び行く開成町のかじ取りを継続して府川候補に任せるのか否かということに尽きると思います。
私は昨日のブログでも書いたようにいくらなんでも順調に町が伸びている時にトップを交代させる理由は無いという考えです。