平塚市大神地域のツインシティー構想の見直しを。

平塚市議会議員選挙に立候補した江口友子さんから「ツインシティー構想」という大規模開発予定地で選挙のイベントがあると誘いを受けました。

選挙戦最終日の25日の午後出かけました。平塚駅北口からバスで20数分のところでした。平塚市大神という神々しい地名がついていました。

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ほ場整備といって水田の形状をきれいに整えた地域でした。1つの水田で少なくとも3反、0.3ヘクタールはありました。

江口さんはこの地域に馬を連れてきて馬と触れ合う体験をしながら開発計画の見直しを考えてもらう選挙運動をしていました。

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70ヘクタールの水田や農地を開発して大規模商業施設と倉庫にするという開発計画です。神奈川県と平塚市が進めようとしています。

なぜ双子を意味する「ツイン」という名前が付いているかというとすぐそばを流れる相模川の対岸の寒川町倉見地区とセットの開発だからです。

平塚市大神と寒川町倉見には東海道新幹線が走っています。寒川側に新幹線新駅を誘致し対岸の大神側と一緒に開発しようというものです。

JR東海はリニア新幹線を2027年に東京名古屋間が開業予定です。既存の東海道新幹線は新幹線版の各駅停車的な路線となります。

東海道新幹線の位置づけが変化することで新駅を誘致する余地が生まれます。小田原と新横浜の間に新駅を誘致しようという発想は理解できます。

湘南の玄関口として位置付けて国際観光も視野に入れることができますので湘南地域の新たな地域活性化につながります。

問題は対岸の平塚市大神地域の開発です。現行の計画ではイオンモールと倉庫群が中核となるということです。首を傾げます。

大神地域は開成町の北部に広がる水田地帯を大規模にしたような地域です。この美しい水田を商業施設と倉庫にしてしまうのは理解できません。

開成町の人口が増えている原動力は美しい水田を整えてあぜ道にあじさいを植えて公園のような景観を整えたことから始まりました。

平塚市大神の開発はそうした発想は感じ取れません。目先のメリットを考えて手っ取り早く開発できると飛びついたのではないでしょうか。

大規模商業施設を作ったところで採算が合わなくなれば撤退の危険性が潜んでいます。民間企業はドライです。

倉庫群は高さが31メートルということでした。平地に壁がそびえ立つのと同じです。富士山を仰ぎ見る景観が吹っ飛びます。

環境に配慮しながら開発を進める「環境共生」が基本的な考えだと言いながら開発計画の実態はあまりにかけ離れています。

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江口友子さんは5379票を獲得してトップ当選で4期目となります。27歳で初当選、稀に見る才能を感じさせる女性政治家です。

開発すること自体は農業のすう勢を考えると妥当です。もっと自然を活かし農業と共存共栄できる開発へと中身を抜本的に変える必要があります。

江口さんが先頭に立ち代案の取りまとめを加速させて欲しいと思いました。景観は、一度壊してしまえば簡単には元には戻りません。

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