開成町議会議員選挙

26日に開票が行われた開成町長選挙では継続が民意として示され現職が再選を果たしました。議会議員選挙の結果は刷新を求めました。

定数12で定員を3人オーバーでした。現職10人に新人5人です。いわゆる泡沫とみなされる候補は1人もいないので激戦が予想されました。

その通りとなりました。最後の方の議席をめぐっては、400票から500票代に8人がひしめき合う結果となりました。

新人は、5人全員当選で、現職が3人落選でした。最下位は前議長で400票に届きませんでした。現職の強みは出ませんでした。

当選した現職の候補は、1人を除き6人が得票数を減らしています。新陳代謝を求める民意が働いたと思います。

特筆すべきは維新の党から出馬した40歳の候補の当選でした。東京から引っ越してきたばかりで維新の党の看板だけで戦いました。

昨年12月の衆議院選挙の政党名を選ぶ比例代表選挙の方で開成町の維新の党の得票数は1150票でした。

自民の2790票は別格にして民主の1638票に結構迫る得票数でした。私は維新ファンが結構存在すると思いました。

この層にターゲットを絞り維新の党の候補者は街頭宣伝を積み重ねました。神奈川県下各地域から地方議員が応援に駆け付けていました。

最下位当選でしたが501票を獲得しました。私は快挙だと思いました。今回の開成町議会議員選挙を象徴する出来事でした。

出馬前に私のところに挨拶に見えました。礼儀正しく、西東京市の市議の経験もあります。今後に大いに期待したいです。

特に大都市部での子育て支援の仕組みを開成町にいかに応用していくか大いに勉強し積極的に政策提言をして欲しいです。

全国的には躍進が伝えられる共産党ですが開成町では落選しました。党の勢いがないのではなく候補者の新旧交代が進まないことが原因です。

いかに人望があっても10期目の挑戦は長過ぎました。新進気鋭の人材を発掘できれば共産党の復活は十分可能だと思います。

開成町でも自民党は堅調です。自民党色が強い議員が現職2人と新人2人の4人いますが上位から中位で全員当選でした。

町長選挙だけを見て開成町は全国的傾向とは別だと見るのは誤りです。今は自民党の流れが強まっています。

中央で自民党と連立を組む公明党も強いです。前回は2位、今回はトップ当選でした。公明党は本当に選挙が強いです。

地方創生が日本の課題です。開成町はいち早く地方創生を自らの手で先駆けて実現した存在です。これから更なる高みを目指す必要があります。

町議会議員も地方創生の最前線に位置しているという意識を常に持って現状に甘えることなく研鑽を積み町づくりに励んで欲しいです。

特に新人議員の皆さんは新進気鋭な方もキャリアを積んで来られた方も新しい視点を町議会に吹き込み存在感を示して欲しいと思います。