5月3日は結婚記念日、式は報徳二宮神社で新婚旅行は中国。

34年前の1981年の5月3日、小田原城近くの報徳二宮神社で結婚式を挙げました。披露宴は、夕方から開宴でした。

憲法は、日本にとって大切なので記念日に結婚すれば憲法のことも結婚記念日のことも忘れないと思ったからです。

結婚当時は夢にも思わなかった事態が進行中です。今となってみるとよくぞ5月3日を結婚記念日にしたと当時の私をほめたい気分です。

私は憲法9条を堅持することがアメリカとの軍事同盟一辺倒ではない日本の進路のもう1つの選択肢を示すと思っています。

憲法9条はアメリカの思惑によって押し付けられた色彩が濃いです。それなのにアメリカの国家戦略によって骨抜きにされてきました。

安倍政権のようにこの際憲法9条の生い立ちを捨ててアメリカとの安全保障上の合体に走るのも1つの選択肢です。

しかし、アメリカがかつて理想と掲げ押し付けてきた憲法9条の精神を堅持し世界平和に貢献できる道を示すのももう1つの選択肢です。

カギを握るのは中国です。中国とどのような信頼関係を構築するか、もっと言えば中国をどう見るかで選択肢が分かれます。

とんでもない覇権主義の国だと思えば安倍路線しか道はありません。そうではなく一衣帯水の関係を築けると思えばもう1つの道となります。

私は結婚式を挙げた後東京に向かい翌日新婚旅行に飛び立ちました。行先は中国北京空港でした。北京と上海と蘇州を回りました。

日中平和友好条約が締結されたのが1978年です。新婚旅行は3年後のことです。日本人は少なかったです。まして新婚旅行客は。

私は、何となく中国はいずれ躍進するというような予感を持っていました。この目で見たいと思いました。実際人民のエネルギーを感じました。

私の予感は当たりました。現在の中国は内部矛盾発換えているものの経済は躍進そのものです。国内総生産は日本を超えました。

中国は強大な龍になりました。アメリカとの軍事力を背景に龍を御そうとするのかそれともあくまでも信義を元に向き合うのかが問われます。

日本の政治状況は、安倍政権の力の路線が圧倒しています。異なるもう1つの選択肢を明示することが今求められています。

日本が世界に伍していくには日本国内経済の再生が不可欠です。特に反転の兆しが見えてこない地方において再生の処方箋が必要です。

知恵が必要です。最高の先生は二宮尊徳だと思います。私が結婚式を挙げた神社の祭神です。またもやかつての私の選択が今に活きます。

二宮尊徳の村おこしの改革手法にこそ現代日本の地方創生の手がかりがあります。欧米に範を求める必要は全くありません。

為政者が姿勢を正すことから始まり徹底した調査と長期計画の策定、漸進的に小さな成功実例を積み重ねていくこと完ぺきなやり方です。

憲法9条を堅持し、中国との信義を重んじ、二宮尊徳に学び国内の経済振興を最優先にするこの3点セットがもう1つの日本の選択肢だと思います。

以上、34年前、憲法記念日に二宮尊徳を祀る神社で結婚式を挙げ新婚旅行は中国に行った私の結婚記念日の感慨でした。