いよいよ東アジア文化交渉学会スタート
開成町で開催ができないかと準備を始めてから1年半、東アジア文化交渉学会が今日と明日の2日間開成町福祉会館で行われます。
何といっても足柄の歴史再発見クラブで積み重ねてきた中国の治水神・禹王(うおう)に関する研究発表が楽しみです。
学会の事務局のある関西大学から応援の学生たちが10人以上やってきました。若いから馬力があります。準備がはかどりました。
開成町役場のプロジェクトチームの面々も若い職員が多く頼もしいです。足柄の歴史再発見クラブも負けずに頑張りました。
メイン会場となる多目的ホールは全体会議、分科会、懇親パーティー、3通りの使い方をしますので設営が難しいです。
役場のスタッフが慣れていて本当に助かりました。椅子やテーブルを一気に動かして懇親会場へと早変わりすることができます。
世界的に著名な書画家の井上有一さんの作品も会場に飾られました。「鳥」と「風」という漢字が書かれています。
学会には中国の研究者の方が大勢見えられます。漢字の故郷の研究者の方ですので井上有一さんの作品には興味を示していただけると思います。
今回、私は、国際学会を開成町で開催するにあたり事務局長を務めさせていただいてます。一番頭を痛めたのはおカネの算段です。
開成町で町制60周年記念事業として認めて下さったおかげで応援資金として100万円の補助がいただけることになりました。
福祉会館の会場の借り上げ経費も免除となりました。でも100万円では到底足りません。資金集めが大きな課題となりました。
足柄の歴史再発見クラブも研究成果をまとめた副読本『富士山と酒匂川』の販売で多少の積立金がありますので応分の負担をすることにしました。
企業の協賛も募ることになりました。治水の話しに一貫して興味を持ち応援して下さっているパナック工業の中村健作会長に頼み込みました。
2つ返事で協力をして下さいました。中国関係との取引が多い先端企業の小田原エンジニアリングにもお願いしました。OKでした。
資料を入れるバックが必要ですが金額が結構はります。地元でリサイクルを手掛けている南開工業の中村勉会長が応援して下さいました。
破格のお値段でおしゃれな布製のバックができました。丈夫な生地でまちもありますので分厚い資料を入れても大丈夫です。
足柄の歴史再発見クラブとしての負担や企業からの援助のおかげで100万円近い経費を賄える見通しが立ちました。
それでも不足する分は東アジア文化交渉学会の事務局のある関西大学に直談判することになりました。学会も前向きに対応して下さいました。
関西大学は来年が創設110周年となり東アジア文化交渉学会を大々的に開く予定です。破格の応援をして下さったと思います。
300万円超が何とかなると目途がつき事務局長として胸をなでおろしました。もちろん招待者を除き海外からの渡航費などは自己負担です。
中国は経済発展が目覚ましいと思いました。海外からの研究者の多くは中国人です。大学で出張旅費をバンバン出すのだと思います。
宿泊先は開成町と南足柄市の2つのホテルです。8時半には参加者が会場に到着します。スタッフの皆さんと力を合わせ頑張ります。