東アジア文化交渉学会1日目終了

東アジア文化交渉学会の会場の開成町福祉会館は私の自宅から歩いて数分。朝7時に会場に出かけ自宅に戻ったのは夜8時半過ぎでした。

開成町役場や学会事務局の関西大学のスタッフは更に会場の片づけが続いていました。裏方の皆さんの協力がなければ催しはできません。

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初日は、主催者のあいさつ、基調講演、8分科会に分かれての発表と続きました。そして夜は懇親パーティーが行われました。

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開成町の府川裕一町長が歓迎の言葉を述べました。町制60周年の年に学会と町が協力し合って催しが開催できる意義を強調してました。

挨拶の最後に文化の共通性を互いに知ることで東アジアの平和をもたらす一助にできれば幸いだと語りかけていました。

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学会開催に合わせて足柄の歴史再発見クラブで中国河南省登封市の民間郷土史研究者の常松木さんら3人を招待しました。

登封市は少林寺拳法の発祥の地として有名ですが治水神禹王に関する遺跡が多数存在することでも知られています。

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学会開催に先立ち常松木さんらが府川町長に大きな拓本のお土産をプレゼントしました。禹王の石碑の拓本です。

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基調講演のトップバッターは前の文化庁長官の近藤誠一さんです。東アジア文化交渉学への期待を述べられました。

スクリーンに画像が映され会場が暗くなり程よい気温でした。このところの睡眠不足がたたり睡魔が襲ってきて抵抗できませんでした。

近藤先生には大変に申し訳ありません。後から皆さんから話を聞いて私なりに理解した話の中身は次のようなものだったようです。

元々は人類の発祥の地は1つでした。それが分離して互いに国を作り独自の文化を育てました。元々は1つというところが大切です。

どんなに独自性を持っているように表面的には見えても根っこは結びついているという真理を理解することの大切さを語っていられたようです。

治水神禹王研究と地域間文化交流の分科会は足柄の歴史再発見クラブの大脇良夫さんが仕切っていました。発表者は12人でした。

全体の参加者は支援スタッフも含めると200人近くいました。禹王の分科会は人気があり50人以上が席に座って熱心に耳を傾けていました。

その他の分科会は「東アジア文化交渉と自己認識」とか難しいそうなタイトルが並んでいました。しかしほどほどに背気は埋まっていました。

お弁当は開成町の特産の郷弁です。地元の食材を使ったお弁当を食べていただくのも開成町のおもてなしです。

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夜は懇親会がありました。開成町の和太鼓のグループが迫力ある演奏をして下さいました。参加者一同ステージの前に近づいてきました。

グループの名前は「水神雷太鼓」です。治水神・禹王がメインテーマの学会にぴったりです。本当にありがとうございました。

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続いて地元企業の代表富士フイルムのOBの方が中心となっているバンドの演奏がありました。太鼓とはがらりと違う雰囲気を醸し出していました。

ギターとバイオリン、それにアルパといわれるハープに似た楽器の合奏です。バイオリンの繊細さとアルパの力強い優美さが素敵でした。

2日目も分科会が続きます。2日目だけの参加も大歓迎です。資料代として1000円いただきます。お待ちしてます。