酒蔵復活、第2段階へ

瀬戸酒造店

(開成町 瀬戸酒造 神奈川県酒造組合ホームページより)

一般社団法人、酒匂川流域自然エネルギー研究開発協議会の事務所ができました。南足柄市班目(まだらめ)の建築会社の一角を貸していただきました。

中心メンバーの2人が会社のオーナーと折衝し協力していただけることになりました。拠点ができて活動がし易くなります。

私はこれまで代表として会の顔の役割でした。新たな拠点ができたことを契機に中心メンバーのお2人にバトンタッチすることにしました。

お1人は、水田管理の理事長も務めていられて地元に精通しています。もうお1人は富士フイルムのOBの方ですので企業との連携に最適です。

一般社団法人が2月26日に小田原で開催したシンポジウムは大成功でした。県西地域の活性化のため大いに頑張って欲しいです。

新生一般社団法人の最初の会議は酒蔵の復活でした。開成町に残る瀬戸酒造で日本酒の生産を復活させて地域の活性化につなげようとしています。

東京農業大学の穂坂賢教授が中心となってプロジェクトを引っ張るという方向が決まっています。昨日も参加され議論をリードしていました。

酒造りに関する知識が豊富なのは当たり前ですが人脈がすごいです。神奈川県はおろか日本中に同僚や教え子が散っています。

大手コンサルタント会社のオリエンタルコンサルタンツが参画しました。プロが入ることで議論がしっかりします。

コンサルタントというと言い放しのイメージがありますが、実践をするという会社の方針です。同志としての参加だと受け止めています。

昨日は地元メンバーが揃いました。商工会関係者に加えて瀬戸酒造のオーナーが初めて顔を出されました。第2段階に入ったと思いました。

地元金融機関に加えて小田急電鉄も議論に加わりました。これに地元JAが入ってもらえれば民間側の体制は整うと思いました。

昨日の会議では民間主導で酒蔵の復活を目指そうということ、5か年計画で日本酒の製造の再開を目標とすることが話し合われました。

開成町だけでなく足柄上地域全体の活性化を考える上で近隣の町にある酒蔵との連携を大切にする必要があるとの意見が出されました。

神奈川県や近隣市町への働きかけが大切です。早い段階で合意を取りつけて進むことが今後の展開を楽にすると思います。

既に一般社団法人として県や近隣の首長を回理始めているということでした。地域全体で復活を考えて行く姿勢が大切だと思いました。

今回の取り組みは勉強会ではなく事業化を目指した集まりです。具体の事業を興すためには事業資金と販路の確保が不可欠です。

昨日の会議でも日本酒業界の実情を知り尽くしているオーナーから注意喚起がなされました。全く持って当然の指摘だと思いました。

しかし、資金や販路という難問を突破するには復活をしたいという強烈な熱意、情熱がなければ壁を乗り越えられません。

関係者一同、何としてでも復活させるという1点で意思統一をすることが基本だと思いました。強い思いが事態を切り開きます。

当面は神奈川県が募集をかけるプロジェクトの採用を目指して計画を取りまとめることに集中することになると思います。期待してます。