日中歴史文化交流センター再始動

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(中国河南省安陽市訪問 2013年5月)

神奈川県内を中心に日中友好に取り組んでいるグループ間の交流を進めようと昨年5月に一般社団法人を立ち上げました。

歴史と文化を中心に交流を積み重ねようということで日中歴史文化交流センターと名付けました。ちょうど1年となりました。

昨年のあじさい祭りの際に神奈川県日中友好協会で中心的に活動されている女性らを招いて交流したのを手始めに色々と取り組みました。

昨年12月には小田原市のハイブリッドバスをお借りして開成町の瀬戸屋敷や小田原の二宮尊徳記念館、清閑亭をめぐるツアーを実施しました。

今年の2月には小田原市で毎年開催されている地球市民フェスタに参加して中国の伝統芸能の変面を招待し披露しました。喝采を浴びました。

主催ではありませんが協力した取り組みとしては昨年7月に日中国交正常化に尽くした岡崎嘉平太に学ぶ会のお手伝いをしました。

10月には野中広務元内閣官房長官をお招きして横浜で開催された日中問題と東アジアの平和を考えるシンポジウムの応援もしました。

このところは東アジア文化交渉学会の成功に向けて集中していましたので日中歴史文化交流センターの活動は一休み状態でした。

学会も多くにも皆さんのご協力により成果を収めることができました。センターの活動も再び始めることとしました。

昨日、本部事務所にしている小田原の拠点に主なメンバーが集まりこれからの活動について話し合いました。

6月27日に新横浜で徐福の会の中心メンバーをお招きして講演会を開催しその後に交流会を開催することにしました。

講演のテーマは「徐福のアジア」で徐福研究を続けていられる池上正治さんにお話しいただきます。最新情報が聴けそうで楽しみです。

今年も11月に小田原市のハイブリッドバスでミニツアーを企画しています。在日の中国人の方に声をかけようということになりました。

東アジア文化交渉学会で中国人の研究者が神奈川県内至る所で活躍していることを知りました。もっと神奈川を知ってもらおうと思います。

来年秋ごろに訪中を目指すことになりました。行先は、これまで交流を続けている中国河南省を考えています。

おととしの5月中国河南省安陽市にある世界遺産殷墟で日中の子供たちの書画展が開催され参加することができました。

東アジア文化交渉学会に河南省登封市の民間の禹王研究者が参加されました。この交流を拡大し中国でシンポジウムができたらと思っています。

中国側の受け皿として協力して下さるメンバーを募り我々との間で実行委員会を年内に結成することを考えています。

日本と中国、ひところより関係改善の兆しは見えますが依然として厳しい情勢が続いています。しかし民間の交流は政府間の関係とは別です。

特に歴史や文化での交流は政府間の対立があったとしても共通点を見い出すためには切らすことがあってはならないと思います。

結成したばかりでよちよち歩きの団体ですが日中友好の懸け橋になるためにできることを着実に進めて行くことにしています。