箱根・大涌谷周辺レベル2から1か月

昨日から開成あじさい祭りが始まりました。開園式で府川裕一町長は「箱根と一緒に地域の観光を盛り上げたい。」とあいさつしてました。

箱根の大涌谷周辺が火山活動が活発化したために5月6日から一部地域の立ち入りが禁止され箱根全体の観光にも影響が出ています。

箱根は、神奈川県西部地域の産業の柱である観光の中心地です。箱根の活力の低下は地域全体に影響を及ぼします。

箱根と連携を取って観光客に減少を少しでも食い止める努力はとても大切です。普段は箱根にお世話になっているのですから恩返しです。

開成町では町制60周年を記念し箱根町の有名ホテルとタイアップしてあじさいと箱根の温泉を売り込んでいるところです。

町の職員のアイデアです。箱根町に2年間、研修に行った職員が町制50周年の時に仕掛けたアイデアを発展させています。

ピンチはチャンスでこういった時期だからこそ新たな観光のアイデアが出てくると思います。関係者は知恵を絞って欲しいです。

箱根町の山口昇生(のぶお)町長も開園式に出席していました。近く大手旅行会社に箱根観光の取り組みを要請してくると話してました。

トップセールスももちろん大切ですがそれぞれの観光施設も情報発信をして大いに箱根の魅力を売り込む努力を期待します。

ホームページはもとよりツイッターやフェイスブックといった発信手段は充実する一方です。発信するチャンスではないでしょうか。

気象庁では現状のデータでは依然として火山活動は活発だという判断です。立ち入り規制が解除される見通しはまだ立ってません。

長期化も想定した対応が必要です。箱根町ではすでに業者の資金繰りの手当てを援助するための補正予算を検討しています。

レベルがもう1段階上がって立ち入り規制地域が拡大する可能性も無いとも言えません。いかに冷静な対応をするかが極めて大切です。

関係者は、すでに協議を積み重ねていることとは思いますが騒動にしてはなりません。レベルを上げる時の発表の仕方が重要です。

レベル2に上げた時は午前6時の発表でした。関係者間の入念な意思疎通があったのか疑問です。気象庁は今度は慎重に対応して欲しいです。

仮にレベル3になったとしても住居などへの影響は限定的です。対象地域の対応に万全の準備をして備えて欲しいです。

いずれ火山活動は収まるでしょう。その時の反転攻勢をどうするかも頭の体操を始めて置くことが大切だと思います。

繰り返しになりますがピンチは最大のチャンスでもあります。現在のレベル2から学べることは全て学んで将来に活かす姿勢が必要です。

箱根のピンチは県西地域全体のピンチでもありますので地域全体で対応するネットワークづくりを改めて実施することがまず必要です。

箱根は有名すぎるので発信の工夫が足らないところがあるかもしれません。ピンチの時こそ発信の仕方の再点検ができます。

今だからこそ展開できる観光を積極的に打って出て欲しいです。「空いてる箱根を楽しもう!」ぐらいの気持ちでやって欲しいです。