根っこの会、全国懇談会、あす開催

昨日夕方、衆議院議員解明静香先生の事務所で根っこの会の打ち合わせがありました。明日に迫った全国懇談会の準備のためです。

亀井先生自ら先頭に立って精力的に呼びかけられ衆参国会議員の会への加入は55人となりました。地方創生の議連として体制が整ってきました。

国会議員がそれぞれの選挙区など関係する地域の課題を吸い上げて中央省庁にぶつけて政策実現を図ることを目指しています。

亀井先生は「根っこの会はすきま産業だ。」と言っています。市町村から都道府県経由で国という通常のルートからこぼれてしまう課題があります。

神奈川県で言えば横浜や川崎の発言力が強いのでどうしても神奈川県西部の地域課題が後回しにされてしまう傾向は否定できません。

全国レベルに目を転じても同様なことが言えます。声が大きかったり強力なつながりを有していたりする地域は有利です。

結果的に緊急課題であるのに議論のテーブルに上がらなかったり、実現すればモデルとなり得る政策が埋もれてしまっている可能性があります。

国会議員が地域の課題にもっと真剣に目を向けて抜け落ちてしまっている地域課題が無いかどうか地域を直視することが期待されます。

根っこの会としては、国会議員を通じて政策が上がってくるのを待つ前に独自の政策提言を投げかけて地域にいわば刺激を与えようとしています。

目玉は高速道路のサービスエリアやパーキングエリアを道の駅と捉えて高速道路利用者以外にも活用してもらう方策を支援します。

取り付け道路が必要だったり開発が必要となる場合もあります。財源については根っこの会が関係各機関と調整し全面的に支援します。

もう1つの目玉は無医村を無くすための施策です。既に根っこの会と厚生労働省など関係各省庁との意見交換会を実施しました。

全国の医大でいわゆる地方勤務を義務付ける医者を養成する地域枠が設定されています。しかし医師の要請には時間がかかります。

地方の医師不足が深刻になった2010年度から地方枠が設定されました。来年4月に卒業です。その後研修もあります。

ただ初年度が313人の地方枠は徐々に拡大され今年の定員枠は564人となっています。地域医療にとっては頼もしいです。

今後、無医村を無くすために各都道府県がどのような仕組みを作って配置するのかというソフトな政策が課題となります。

今直ちに手を打たなければならないような地域もあります。医師の養成を待っていられない地域のことです。

亀井先生はこうした地域への緊急措置としてヘリコプターを活用して往診する医療の援助チームを作ることを提言しています。

離島を多く抱えていたり山間地域が広く道路事情が悪い県としては関心を呼ぶ提言だと思います。モデル的にどこかで実現することが大切です。

根っこの会側から政策を提言するのと同時に地域の方からの政策を積極的に受け入れようとしています。明日の全国懇談会でも呼びかけます。

会は明日午後2時より衆議院第一議員会館国際会議室で開催されます。お問い合わせは、根っこの会事務局03-3356-6731です。