東アジア文化交渉学会in開成実行委員会

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(東アジア文化交渉学会in開成 5月9日10日 開成町福祉会館)

昨日、開成町役場で東アジア文化交渉学会in開成実行委員会が開かれました。開成町長、山北町長が出席し締めくくりの会議でした。

私にとって今年前半の大仕事でした。足柄の歴史再発見クラブが10年間活動を積み重ねてきた成果を発揮する催しでもありました。

富士山の1707年の噴火から300年の節目に小学生向けの副読本『富士山と酒匂川』を刊行し、その編集を通じて治水神・禹王が身近にあることを知りました。

子供の頃から慣れ親しんでいた福沢神社のお祭りが禹王のお祭だったことを知ったのは衝撃でした。何で中国の治水神が祀られているんだと不思議でした。

全国に禹王にまつわる遺跡が存在することも知りました。日本と中国との文化的なつながりの深さに驚きました。2010年には開成町で禹王サミットが開かれました。

足柄の歴史再発見クラブと中国の禹王研究グループとの交流も始まりました。こうした一連の取り組みの集大成が東アジア文化交渉学会でした。

会員数が300人を超える大きな国際学会が開成町で開かれ、その主要なテーマとして治水神・禹王が取り上げられたことは画期的な出来事でした。

昨日の事務局の報告によりますと5月9日、10日の二日間で学会関係の参加者が115人、一般の参加者が62人、開成町側のおもてなしの応援者が90人でした。

これに役場のスタッフなどを加えると300人の催しでした。このうち80人ほどは中国をはじめ海外からの参加者でした。町制60周年を彩る一大イベントとなりました。

心配していた費用も270万円程度で収まり町役場から100万円、企業・団体の寄付が50万円余り、残りは学会が負担してくれました。

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皆さん、開成町民の心のこもったおもてなしに大満足でした。婦人会の皆さんのロング手巻き寿司、飛び入りで巻きずしに挑戦してました。和太鼓の迫力も満点でした。

最終日の開成町の歓迎イベントは盛り上がりました。あじさいの里内の農業用のビニールハウスをお借りして歓迎の宴でした。料理は町の飲食店組合の協力でした。

デザートは食生活改善推進協議会の手作りでした。出し物は阿波踊りと中国の伝統芸能の編面でした。ハウス内熱気でむんむん状態で最高の思い出になりました。

学会の幹部の方から懇切丁寧な礼状をいただきました。おもてなしが何よりだったようです。背伸びすることなく自然体で臨んだのが良かったのだと思います。

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事務局長として今回の催しを運営するに当たり最も心を配ったのは開成町の職員、特に若手の職員に新しいことに思い切って挑戦する体験をしてもらうことでした。

副町長に若手中心のプロジェクトチームを組んでもらいました。海外から大勢のお客さんが来る国際学会を仕切るなんて経験はめったにありません。

期待以上に応えてくれrました。職員の皆さんの奮闘ぶりには目を見張りました。町外からお手伝いに来ていたスタッフの皆さん異口同音に絶賛していました。

職員の皆さん、相当に自信をつけたことと思います。新しいことに挑戦することの喜びを知ったと思います。今回の体験を今後に活かして欲しいです。