一丸となって箱根と小田原のピンチから抜け出そう。

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19日箱根登山線のケーブルカーの終点早雲山駅で待ち合わせをしました。人っ子一人とは言いませんが閑古鳥が鳴いていました。

日本写真測量学会の調査メンバーと早雲山駅で会うことになってました。大涌谷周辺の測量調査を午前9時から11時まで行いました。

三次元のレーザースキャナーという3000万円もする最先端の機材を持ち込んでの計測でした。測量後直ちに画像処理できる優れモノです。

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リーグルジャパンというベンチャー企業が開発し世界の先頭を走っています。この会社の技術者2人と元ソキアの井上三男さんの3人で調査しました。

神奈川県温泉地学研究所の研究員に同行してもらいました。神奈川県の小田原土木センターの了解をもらい最終的には箱根町の許可を受けました。

大脇谷周辺地域は火口から半径1キロメートルが立ち入り規制となっているレベル3です。厳しい制限がありますので入山手続きが必要です。

最先端の測量機材で計測することにより土砂崩れの発生を予測できる可能性があるということで特別の調査をお願いしました。

関係者快く理解していただき調査に入ることが出来ました。調査は日本写真測量学会有志のボランティアです。私も側面協力させていただきました。

自由に立ち入れはできません。許された範囲内で3ポイントからの計測でした。水蒸気で影が出てしまいますがまずまずの計測が出来たということでした。

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データを持ちかえって画像処理して9月早々に箱根町長をはじめ神奈川県土木センター、神奈川県温泉地学研究所などに報告したいと考えています。

計測を積み重ねれば土砂の変動を読み取ることが出来、土砂崩れの予測をある程度することができる可能性があります。

土砂崩れの予測がある程度できれば温泉井戸の調査などに入る場合危険を避けることが出来るのではないかと考えています。

日本写真測量学会としても今回の災害に多少でも貢献できればと思っています。成果が出れば国などの援助を得て本格調査に乗り出したいです。

それにしても箱根は空いています。箱根はもとより小田原を始め箱根と密接不可分な神奈川県西部地域の経済に大きな影を落としています。

神奈川県だけでなく箱根山の西側の静岡県三島市にも経済的な影響が出ているということです。由々しき問題となってきました。

太田国土交通大臣も今秋箱根町の実情を視察に訪れたということです。山口箱根町長や西村箱根町町議会議長が厳しい実情を訴えたと伺いました。

国に対しガンガン訴えて行った方が良いと思います。納入業者や勤務されている方々にとっては死活問題となってきていると推測します。

箱根の玄関口の小田原の土産物店も相当の影響が出ていると思います。手遅れにならないうちに手立てを講じる必要があります。

箱根、小田原挙げて観光キャンペーを張って窮状を救う行動が必要になってきているのではないでしょうか。今現在の苦境に手を差し伸べることが大切です。

行政と観光協会が先頭に立ち地域全体で箱根と小田原のピンチを救う行動を起こす時期です。一丸となってことに当たれば活路は見い出せます。