NHKの堀潤アナは、なぜ辞めたのか?
NHKのイケメンアナウンサー堀潤アナウンサーが先月でNHKを退職しました。堀さんがツイッターで3・11をめぐるNHKの報道の在り方を批判するコメントを流したのが直接の引き金だと言われています。
堀さんが理由を明確にしていませんので真相はわかりません。巷間伝えられているように放射性物質の拡散情報を文部科学省の判断に従ってNHKが情報を隠し、堀さんが抗議をして辞めたならば、とてつもない重大問題です。
堀さんは正義感から公共放送のNHKは原発報道にもっと力を入れ真実に迫れと言いたかったのでしょう。しかし、堀さんの思いとNHKが情報隠しを意図的に行ったかどうかは分けて考えなければなりません。
コンピューターの解析で放射能の拡散が予測され住民に多大な影響を与えることが即座に判っていてそのデータを政府があえて隠しNHKもその政府の方針に従ったというのは常識的に考えられません。
3・11に関する国会の事故調査委員会に置いてもこのコンピューター解析情報の開示の問題は取り上げられ、情報は、不確かな計算で当初の避難誘導には活用できなかったと結論付けています。
堀さんはNHKの報道姿勢に一般的な不満を抱き続けていたのだと推測します。そして配置換えの辞令が下りたのをきっかけに思い切って会社を飛び出したというのが真実に近いのではないかと思います。
私も37歳の時NHK政治部を突如辞めました。政治家を追っかけまわす仕事に限界を感じていました。自分ではやったこともないのに政治家のことを評論する訳ですから、精神的にすっきりしません。
ちょうど転勤の辞令があり1993年の8月辞めました。このチャンスを逃したら辞められないと思ってと思い切りました。その後の人生波乱万丈ですが、大いに満足してます。堀さんも自分のやりたいことに挑戦して欲しいです。