還暦後の仕事始め
11月6日の還暦誕生日の翌日「あしがら平野一円塾」の集まりがありました。南足柄市内山の小沢農園でのキウイもぎ取り体験学習会でした。
二宮尊徳先生の教えを学びながら農業の再生の手助けをしていこうという発想で昨年から活動を続けています。今年はあじさいの里の手入れがメインです。
開成町北部の水田地帯に広がるあじさいの里の水路沿いのあじさいの管理を行っています。12月12日にも午前10時に集合し今年最後の作業を行います。
農家の会員の農場にお邪魔して作業の現場で学ぶ活動もしています。昨年は開成町が特産品として売り出し中のさといも「弥一いも」の栽培を見学しました。
今年はキウイです。香川県で開発した糖度が高く大きなキウイ「香緑」という品種のキウイを栽培している南足柄市内山の小沢良行さんに講師になってもらいました。
栽培個数は5万個です。数字を聞くと圧倒されますが零細の部類だということでした。参加者18人でもぎ取り作業をおよそ2時間行いました。
球が大きいのでスナップを利かせてひねると簡単にもげます。もぎ取りが一気に進んだと小沢さんも喜んでいました。普段は奥様とお手伝いの3人の作業です。
もぎ取りは簡単ですがここまで育てるのは容易ではありません。一つ一つ袋が被せてありました。手作業で被せるのですから気が遠くなります。
今年から東京・築地市場に出荷するということでした。どのくらいの根がつくか楽しみにしていられました。小沢さんは75歳です。後継者づくりが課題です。
もぎ取り作業の後近くの神社の境内で食事会となりました。どんな高級料亭にも負けない最高の場でした。お天気もまずまずで話も弾みました。
還暦後の最初の取り組みは心がなごみ極上のひと時を味わうことが出来ました。農の力です。地域の構成要素として欠かせません。継続が不可欠です。
今月もう一つ取り組みがあります。今週の水曜日横浜・石川町の「かながわ労働プラザ」で午後6時半から前中国大使の丹羽宇一総さんの講演会を開催します。
日中韓の首脳会談が開催されて緊張状態も少しほぐれた感じがしますが南シナ海での米中のつばぜり合いも影響してぎくしゃくしている感じは残ります。
新たに日中友好協会の会長に就任された丹羽宇一郎さんの中国大使時代に尖閣諸島(中国名釣魚島)の領有問題が発生し国交正常化40周年の記念事業が飛びました。
国交正常化45周年の2017年に交流行事の復活を目指して再挑戦したいと意気込んでいられます。丹羽さんのこの姿勢に私は深く共鳴しました。
丹羽さんの抱いている情熱を直接聞いていただき日中の交流行事を盛んにしていく動きを広めたいと思っています。交流があって初めて友好が築けます。
私は民間活動として日中の文化交流を手掛けてきました。中国の治水神・禹王を学んだことから始まった日中の郷土史研究者たちとの学術文化交流です。
爆買いで日本を訪れる中国人は激増しています。交流拡大のチャンスと捉えたいです。もう一歩交流の質を高めて文化の交流へとつなげることが必要だと思います。