私の中曽根康弘論
最近目にした評論で我が意を得たりという文章を目にしました。評論家の佐高信さんの一文です。美輪明宏さんが中曽根康弘さんに対し肚の据わった振る舞いをしたことが紹介されています。
⇒詳しくはこちらhttp://blogs.yahoo.co.jp/jrfs20040729/24714533.html
中曽根さんが美輪さんに対し小ばかにした様子で「君らは海軍魂を知らないだろう。」と声をかけました。美輪さんは「そんな大層なことをいってなぜ負けたのか」とまずは反撃しました。
そして「自分の同僚を見殺しにして、おめおめと帰って来て、腹も切らないでのうのうとしている。そういう面汚しの厚かましいのが海軍魂なら、私は知らなくて結構です」と言い切りました。
痛快以外の何物でもありません。石原慎太郎さんもそうですが妙にでかいことを言う人間は自らを安全なところに置き勝手なことを言う輩が多いのが常です。中曽根さんもその一人のようです。
さらに中曽根さんは致命的な過去があります。誠実な人を裏切り踏み台にすることです。中曽根内閣、官房長官を務めた藤波孝生さんはリクルート事件で葬られました。
中曽根時代の中国政府の最高幹部の一人であり盟友であった、胡耀邦元総書記は、中曽根さんに靖国参拝や教科書問題で裏切られ失脚の憂き目を見ました。
中曽根康弘さんは94歳。生命力依然として旺盛のようです。私は死ぬに死ねないのだと見ています。これだけ誠実の人を裏切っていればあの世での裁きが恐ろしくて生にしがみついているに違いありません。