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昨日は午後から中国三昧でした。開成町の郷土史家の大脇良夫さんと一緒に東京元麻布の中国大使館を訪問し中国の治水神禹王(うおう)を通じた日中文化交流に対する協力要請をしてきました。

中国古代の王朝「夏」の初代皇帝で黄河の治水を進めた禹王は、治水神として今でも尊敬を集めています。禹王の名前が刻まれた遺跡が日本国内で63か所発見されています。

私たちの地域を流れる酒匂川の治水の難所に禹王の石碑が建っていることの探求から始まりました。1707年の富士山の噴火後の洪水の工事の後徳川吉宗の支援で建てられました。

当時の徳川幕府の中国儒教に対する姿勢がうかがわれます。禹王は、日中双方が文化交流を通じて双方の溝を埋めるのにふさわしいスケールのテーマだと思っています。

 

東京・本郷の東大構内にも禹王のことが書かれた石碑があります。大脇さんに案内してもらいました。日本に近代工学を広めた古市公威(ふるいちこうい)さんの巨大な坐像の説明の中に禹王が書かれていました。

古市さんは東京開成学校を(東大の前身)卒業しフランスに留学、近代の土木技術を学びました。そして学んだ技術を全国の河川の治水に応用しました。禹王に匹敵する業績と紹介されています。

大脇さんと別れ夜は横浜で日中関係を考える勉強会がありました。ここでも私は日中文化交流の大切さを力説しました。禹王探求を例に足元の歴史から交流の輪は広げられると訴えました。