市民発野党統一候補の擁立に向けて

昨日、小田原市と二宮町で次の国政選挙で野党統一候補を市民の運動で擁立することを目指した勉強会がありました。小田原市民会館の勉強会に参加しました。

座間宮ガレイさんという熱血活動家が講師でした。5年前の3・11の大震災と原発事故で政治に目覚め、現在は野党統一候補の擁立に向けて全国を駆け回ってます。

あたかも選挙最終盤の演説のような熱のこもった話しぶりで2時間たっぷり全くマイクを使いませんでした。数多の講演で鍛えた喉の強さには舌を巻きます。

熱い言葉のシャワーを浴びながら私は講演から30分ほどたって睡魔に襲われて一時間近く居眠りしてしまいました。一番前の席でにいたのにもかかわらずでした。

座間宮さんには大変失礼なことをしてしまいました。原因は、睡眠不足です。早寝早起きがモットーの私が前日夜更かしました。目覚めは変らず早いです。

TBSテレビで歌手が選んだ次世代に伝えたい名曲の特別放送をしていました。ずるずると最後まで見てしまいました。暫くの間、寝付けませんでした。

司会の安住アナが、番組の最後に自ら選んだ曲を流しました。松田聖子さんの「赤いスイートピー」でした。確かに名曲ですが取りには相応しくありません。

次の世代に残す名曲と銘打っているのならばもっと深い意味を込めて欲しいものだと下らないことに腹を立てていたので寝付きが悪かったのだと思います。

私が次の世代に伝えたいと思っている名曲の一押しは森山良子さんの「さとうきび畑」です。先の大戦で沖縄で想像を絶する地上戦があったことを後世に伝えなければなりません。

番組でも最後の方で紹介されていましたが取りではありませんでした。「赤いスイートピー」のような男女が手を握ったとか握らないとかの次元の話ではありません。

日本本土の人たちは全員、沖縄の犠牲があったことを忘れてはなりません。都市部の大空襲、広島、長崎の原爆とともに胸に刻みつけて置かなくてはならない歴史です。

私が目覚めた時ちょうど座間宮さんは沖縄の選挙の話をしていました。沖縄の抵抗の強さの背景には戦争の歴史があることを判り易く訴えてました。

座宮さんは30代の方ですが地域地域の歴史をしっかり押さえながら話しをされる姿勢に好感を持ちました。背景の歴史を知らずに政治は語れません。

最後の方で座間宮さんは肝の話しをされました。衆議院の小選挙区は全て一人区なので統一候補を擁立できる可能性が高いので準備を進めるべきだと強調されました。

問題は政策です。安保法制だけでなく生活に関係する政策が欲しいとも言われてました。消費税の再増税阻止について触れてました。私も同感です。

選挙は生活に密着する政策を訴えないと響きません。野党ならば大胆に行くべきです。消費税10パーセントは暮らしを直撃するということで政策を統一できないかです。

この切り口で野党共闘が出来て行けば次の国政選挙は判らなくなります。安保だけでは弱いです。理屈の世界の政策だと受け止められてしまいます。

実質賃金は上がってません。マイナス金利の導入で経済は不安定になりました。この現状で消費税を上げるのですかという問いかけは説得力あります。