日大危機管理学部キャンパス完成、研究室引っ越し

日本大学の危機管理学部とスポーツ科学部は4月から開校です。東京・世田谷区下馬に学部キャンパスが完成しました。周囲と建物を隔てる壁がなくとても開放的です。

私は、東京・市ヶ谷の総合科学研究所から危機管理学部へ移ります。このほど研究室の引っ越しがありました。今も自宅から少しずつ資料を運んでいます。

教養課程の講義を受け持つことになっています。町づくりと地域防災を教えます。実際の現場の話を伝えて地方自治体で働くイメージを持ってもらいます。

それと危機管理学部ですので防災について話します。机上の空論ではなく実践的な内容にしたいです。教材には『富士山と酒匂川』を活用する予定です。

新たに選挙権を得ることになった20歳前の学生たちに講義しますので地域の政治に関心を高めてもらい投票に行くことの大切さを伝えたいです。

キャンパスの最寄駅は東急田園都市線の三軒茶屋駅です。小田急線開成駅から相模大野で乗り換えて小田急江ノ島線の中央林間で田園都市線に乗ります。

自宅からキャンパスまでほぼ2時間かかります。有効に活かさないと時間の無駄になります。睡眠時間にするか新聞か本を読むのが通例です。

田園都市線は混雑します。午前10時前後の電車でもラッシュです。朝夕の通勤通学時間帯の押し合いへしあいが目に浮かびます。始発で座れるのがせめてもの救いです。

三軒茶屋駅から日大のキャンパスまで10分とちょっとです。南口方面で三軒茶屋の中心街ではありません。それでも商店街はお店が立ち並んでいます。

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おしゃれなお店もありますし一風変わったお店もあります。遊べる本屋というお店がありました。雑貨と趣味の本などが店内所狭しと置いてありました。

珍しい海外の商品が多くて時間が経つのを忘れます。幼児向けの商品も豊富です。ベビーカーで買い物しているお父さんやお母さんも目立ちます。

東京は違います。こうしたユニークなお店があります。商店街に特色が出ます。何より人が多いのでシャッター街になりようがありません。

開成町でも駅から新たに開発した地域へと通り抜ける街路の建設が宿題となっています。東京とは地域事情は異なりますが参考になる点があります。

目玉となる特色のあるお店を誘致して街路を整備する発想は大切だと思います。子供の人口割合が高い町です。子供が楽しめる街路というコンセプトを打ち出すのも一案です。

世田谷区は人口が88万人の大都市です。電車を乗り換えている神奈川県相模原市より人口が多いです。区長と区議会があり独自の町づくりを展開してます。

三軒茶屋には昭和女子大があり、このたび日大の新しいキャンパスが誕生しました。お隣には駒澤大学もあります。うらやましいとしか言い様がありません。

大学があると若い人たちの活気が町に伝播します。キャンパスは広々とした空間ですので町に潤いを与えますしいざという時の避難地にもなります。

大学はどんどん都心へ大都市へと回帰しています。神奈川県西部に大学を誘致する妙案はないか新たにできた都心の研究室に通いながらじっくり考えることにします。