温故知新の発想+最先端技術で地方創生!

7日、東京・駒場の東京大学、生産技術研究所で日本写真測量学会、動体計測研究会が開かれました。最先端測量に関する勉強会で大学や民間企業の研究者が集ってます。

私にも誘いがあり30分の発表をしました。文科系の私がばりばりの理系の最先端研究分野で発表するのですから異例です。貴重な体験でした。

昨年10月に北海道の釧路で開かれた日本写真測量学会の学術大会で最先端の写真測量技術を地域防災に活用する意義について発表する機会をいただきました。

最先端技術を活用して新たに流域地図を作成することで流域単位で治水を進める機運を醸成することになります。最先端写真測量の使命ではないかと訴えました。

7日の研究会の発表はその延長線上です。地域防災に限らず町づくり全般に最先端の測量技術は威力を発揮し、地方創生につながると強調しました。

地方創生!と号令だけをかけても実態はそう簡単には動きません。地方創生とは何かを具体的に示し、地域の実情に合った形の提案を求めるべきです。

私は地方創生とは地域の創新、横文字でいえばイノベーションだと思います。イノベーションを提唱した大経済学者シュンペーターはその本質をシンプルに語ってます。

イノベーションとは新たな要素が結合することだということです。そして抵抗をものともせずにその新結合を押し進める人物こそが真の企業者だと語っています。

シュンペーターの考え方を応用すれば日本全国、各地域単位でイノベーションを起こすことができます。私は過去と現在を新たに結びつけることを提案しました。

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(瀬戸屋敷)

時代の超越、融合です。過去の歴史的な建造物や景観を今に蘇らせて活用することがイノベーションにつながるという発想です。開成町でいえばかやぶき屋根の古民家の再生です。

300年続いた古民家を再整備して都市と農村の交流拠点として再整備しました。飾りものではなく自由に使える施設であることが重要なポイントです。

過去の遺物かと思われた建築物を再整備して現在と結び付けました。その上で観光資源や生涯学習施設として活用を図ることで新たな価値を生みだし発信しようとしてます。

これこそがイノベーションだと思います。こうした発想の町づくりを全国に促して行けば日本中でそれぞれの地域にあった町づくりのイノベーションが進行します。

その際に威力を発信するのが最先端の写真測量です。三次元のレーザー計測は精密な測量が可能で三次元の画像として瞬時に再現が可能です。

古民家や街並みを三次元で再現できます。ドローンに搭載して空から計測すれば山林に埋もれている遺跡の発見にも活用できます。お城の復元にも威力を発揮します。

そうしたデータを活用して画像化することでデジタル博物館として整備することも可能となります。建物の復元よりはるかに安い費用で見ることが可能です。

古いものを今に蘇らせるとは「温故知新」です。この発想に最先端の技術を組み合わせることでイノベーションが起こります。これこそが地方創生だと研究会で述べました。