日本大学、危機管理学部・スポーツ科学部開校まじか。
4月2日日本大学の危機管理学部とスポーツ科学部が開校となります。東急田園都市線、三軒茶屋駅を降りて商店街を抜け10分ちょっとです。
静かな住宅街の中にキャンパスはあります。塀もなく開放的な雰囲気です。2月15日から研究室が都心の市ヶ谷から三軒茶屋に移りました。
市ヶ谷では三人で共用の研究室でしたがこちらは個室となりました。自由度が増した半面、そばに相談相手がいませんので困ることも多々あります。
頭が痛いのがコンピューターシステムへの対応です。先日講習会がありました。便利な設定です。しかし機能がたくさんあって不得意な者にとって操作は簡単ではありません。
市ヶ谷の時はパソコンにも詳しい2人の元大物官僚の方々と一緒でしたので直ぐに聞いてしまいました。今度はそうはいきません。気合いを入れて慣れないといけません。
自らの講義の内容や学生への諸々の連絡、試験情報や採点結果などもコンピューターで全て入力し管理します。当たり前に使いこなせるようにならないといけません。
危機管理学部は、災害、国内外のテロ、企業の情報セキュリティーなど様々な分野で危機に対応できるプロフェッショナルな人材の育成を目指しています。
スポーツ科学部は文字通り超一流のアスリートの育成を目指しています。2020年の東京オリンピックで活躍できる選手が誕生が期待されます。
私は危機管理学部の教養過程で自治体の首長体験を活かした特殊講義を担当することになりました。専門課程ではありませんの判り易さに拘りたいです。
町長の体験を具体に語り自治体で働くとはどういったことか、町づくりの楽しさとは何かが学生たちの頭の中でイメージできるようにしたいです。
後期は危機管理学部に相応しく可能性が取りざたされている富士山の噴火を題材にして講義します。教科書は足柄の歴史再発見クラブが刊行した『富士山と酒匂川』を使います。
小学生向きに書かれましたが内容は大学の教養課程でも十二分に通用します。流域単位で災害対応を進めること、国と県と市町村の連携の大切さについて理解を深めてもらいます。
私のところへキャンパス近くの自治会の方からメールをいただきました。防災訓練の様子を撮影した画像の紹介もありました。拝見させていただきました。
地方の小さな町と大都会の状況は全く異なります。小さな町では自治会が強固ですので自主防災会の組織化も進めやすいです。向こう三軒両隣防災体制も可能です。
ビルが立て込んでいる商店街を含む大都会となると容易ではありません。小さな町のきめ細かな防災体制の整え方が少しでも参考になればと思っています。
6月のあじさい祭りのことも宣伝しながら交流を深めましょうとメール交換しているところです。町長の体験を周辺地域自治会の町づくりに活かせたらと思ってます。
大学も地域とともに歩む時代です。地域の町づくりに協力することは重要です。まずは防災から交流を進め地域のイベントに大学も参加できるようになったらと思います。