今こそ流域発想で山林崩壊を食い止めよう!

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13日、神奈川県大井町のブルーベリーガーデン旭で植樹祭がありました。山北町共和地区で山林を守る活動に取り組んでいられる方々が参加していました。

私たちの地域一帯は酒匂川流域で山北町共和地区は最上流部、水源地域にあたります。なぜふるさとの樹木を植えて自然の森を育てる植樹祭に関心を持たれたのでしょうか。

山林の荒廃はひどく進んでいるからです。人工林として育てたスギ、ヒノキの管理ができません。輸入材に押されて商売として成り立たないからです。

管理できませんと土砂崩れが起こりやすくなります。元々生えていた樹木は根が深く張り崩れにくいです。危険な個所には、こうした樹木を植えて自然の森に戻すことが一番です。

最上流部の山林崩壊を食い止めることは国家として最重要課題です。山が荒れれば川は荒れ海を荒らします。この当たり前の理屈に立ち戻って国土の保全を考えないと手遅れになります。

植樹祭に参加されていた共和地域の方に話を伺ったところ山林を管理する行政機関の危機意識は乏しく思い切った手が打てずやきもきされていました。

アベノミクスで公共事業の大盤振る舞いが展開されようとしています。山林崩壊を食い止めることを大きなテーマとして掲げる必要があります。何より優先されます。

山林崩壊を止めるためには流域単位で発想し山から海までを一体に捉えて根本から管理をし直す機関が必要です。ここは国の出番です。国が前面に出て指導力を発揮する時です。