開成あじさいの里をもっと東京へ売り込もう。

武永田水辺公園

連休が明けると開成町役場は、あじさい祭りの準備で忙しくなります。開成町の最大の売りを町を挙げて行うイベントです。今年は6月4日から9日間です。

あじさいの里づくりの成功が開成町の躍進の源です。あじさいの里があったからこそ田園空間を駆け抜ける自転車の町づくりも説得力を持ちました。

古民家瀬戸屋敷の再生はあじさいの里の魅力をされに高めるための手段でした。町の魅力が上がったことにより富士フイルム先進研究所の誘致につながりました。

人口が増え子どもの数が増え新設の小学校が開校しました。あじさいの里づくりがもし鳴かず飛ばずで終っていたらこうした道のりは歩むことが出来ませんでした。

私が日本大学と神奈川大学で町づくりについて講義が出来るのもあじさいの里のおかげです。開成町にしかない景観づくりは学生たちの関心を引きます。

日本大学の危機管理学部・スポーツ科学部の新キャンパスは東京・世田谷の三軒茶屋にあります。すぐ近くには昭和女子大のキャンパスもあります。

先日、昭和女子大のダンスグループに入り地域の催しに参加している女子学生らが私の研究室に来ました。地域自治会の町おこしに取り組んでいる方の紹介です。

早速、開成町のあじさいの里づくりについて紹介したところ是非踊ってみたいということになりました。6月6日、あじさいの里の舞台棟での出演が決まりました。

先月24日に小田原で開催されたシンポジウムの分科会でパネリストを務めた際に東京・銀座でギャラリーを運営されている女性の方が訪ねてこられました。

上司が開成町出身だったということでした。この女性の方にはあじさいの里とともに古民家瀬戸屋敷の話をしたところ是非一度見たいということになりました。

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今月6日に瀬戸屋敷と周辺の古民家を案内しました。すぐに気に入っていただき芸術家たちに声をかけて試しに展示会を開催したいと言われました。

瀬戸屋敷のすぐそばにかやぶきの古民家、中野邸があり亡くなられた当主は、東京銀座を拠点に活動され美術雑誌も発行されていました。

こうしたご縁から中野邸の母屋の一部を借りて今年のあじさい祭りの際に展示会を開催することがトントン拍子で決まりそうです。瀬戸屋敷との回遊ルートができます。

開成町はあじさいの里で徐々に有名になって来たとはいえまだまだローカルな存在です。もっと発信力を高めることが不可欠であることは言うまでもありません。

そのための戦術は、首都東京へ照準を絞ることが有効だと思います。東京の持っている活力や洗練されたセンスを開成町へと注ぎ込む手法を考えるべきです。

東京の女子大や東京・銀座のギャラリーとの連携は一つのアイデアです。積み重ねて行けば開成町と東京との太いパイプになることは間違いありません。

開成町の町づくりはオールジャパンで通用します。開成町役場の職員、特に若手職員は臆することなく東京へのルートを開拓して欲しいです。お手伝いします。