今週の日曜日、29日、神奈川県二宮町で「安保のきほんとメディア」をテーマに勉強会がありました。会場は、町民センターの老人クラブ室でした。

到着して会場に入るとビックリしました。お母さんと一緒に幼児たちが何人もいました。勉強会が始まる前には300円会費でカレーが振る舞われました。

高齢者の皆さんには失礼な言い方になってしまいますが「老人クラブ室」という名前から受け取る印象と大違いでした。女性が圧倒的で男性は少数でした。

主催は、町民自主ゼミ「町民自主ゼミ「Peace&Liberty」という小さなサークルで、女性の町議会議員の方と若い男性が全体をリードしていました。

昨年9月に安保法が施行されたことをきっかけに法を廃止して平和を求める運動を興そうと勉強会を始めたということです。3回目の勉強会でした。

講師は二宮町のお隣、大磯町に在住の上智大学名誉教授の石川旺(さかえ)さんでした。元NHKの放送文化研究所の研究員でメディア論が専門です。

日本のメディアが安倍政権の意向をくみ取ってばかりいて批判的な観点から報道するというジャーナリズムの役割を放棄していると警告されてました。

安倍総理大臣と大手メディアの幹部や著名なジャーナリストとの会食の多さを示す具体のデータを示しペンが鈍る背景を説明されていました。

石川さんは新聞を複数見ることで視点が広がると勧めていました。また地方紙が頑張っているので合わせて読むことで参考になるとも言われてました。

質疑応答に移りました。質問をされる方は男女を問わずシニアになりがちでした。この中で貴重な意見がありました。公共図書館の役割でした。

新聞の購読者はどんどん減少し、ましてや複数取る人はもっと少ないです。各種新聞が揃えてあり自由に閲覧できる環境を整えておくべきだという意見でした。

もっともだと思いました。幅広い意見を知り、自らの考えをまとめて行くことは、大切なことです。こうした過程があってしっかりした意見を持てます。

そうした環境を整えることは公共図書館の役割だと思いました。図書館は、地域の民主主義を健全に育てる場としても捉え直す必要があると思いました。

司会者に促されて若いお母さん方が感想を述べました。新鮮でした。話が難し過ぎて着いて行くのが大変だと話されてました。重要な指摘です。

安保や憲法の話、経済政策もそうです。どうしても専門的が用語が飛び交ってしまいます。聞き慣れていない皆さんにとってはちんぷんかんぷんです。

理解されずに納得することはあり得ません。若いお母さん方はよく説明できない不安感に駆られてこうした集まりに相当の覚悟を持って参加されます。

出てみたら難しい言葉ばかりの暗い雰囲気の会だとしたらニ度と参加しません。明るく、判り易い言葉で語れるようにする工夫が大切だと思いました。

小さな顔の見える範囲で難しくても大切な課題を判り易く語り合って理解を深めることは、平和と民主主義のための砦づくりだと思いました。