黒岩知事、知事職が「楽しくてしょうがない。」はいただけません。
3・11からあっという間に2年余りが過ぎました。私は、大震災のさ中に神奈川県知事選を戦いました。ですので、こちらも同じ時間が過ぎたということです。
先日神奈川新聞に黒岩知事へのインタビューが掲載されていました。黒岩知事の冒頭の発言、2年間の感想をたずねられて「楽しくてしょうがない。」と答えられてました。
この2年間、黒岩知事として充実した2年間だったのでしょう。本音が飛び出したのだと思います。しかし、「楽しい」という表現で総括できるような状況なのかなと思ってしまいます。
知事の看板政策であった太陽光パネルの全世帯無償配布の公約は撤回されました。神奈川県の財政難は深刻で県有施設の廃止方針が次々と打ち出されています。
県独自の課税が最高裁判所で違法とされて635億円にも上る還付を進めています。この事務作業は、半端ではないと思います。担当職員は大変なはずです。
神奈川県は、2040年に、人口70万人減り、高齢者は100万人増えると予測されています。人口増加時代に完全に幕が下りるだけでなく高齢者の急速な増加が始まります。
知事職を楽しめるだけの余裕を持つのも大切なことは判りますが、今は、ふんどし締めて真剣に県政に取り組む姿勢を示さないと県民の理解は得られないと思えてなりません。