民進党の蓮舫新代表は、衆議院補欠選挙へ電撃出馬を。

今日から秋の臨時国会が始まります。安倍政権の圧倒的優位な状況が際立ってます。夏の参議院選挙の大勝に加えて民進党代表選挙とその後の人事の影響もあります。

ここまで相手が弱いと安倍総理は年末総選挙に打って出ると思います。メディアで予測されているように遅くとも来年早々の総選挙だと思います。

民進党の代表選挙が始まるのに合わせて安倍総理はロシアのプーチン大統領とのウラジオストクで会談し年末総理の地元の山口県に訪れることを明らかにしました。

民進党の代表選挙にぶつけた日程設定を見て安倍総理は完全に衆議院の解散総選挙を狙っていると思いました。したたかな政治日程の組み方だと思います。

蓮舫さんの二重国籍問題は保守派の標的になりました。野党第一党の党首になるということは総理大臣を狙う地位に自らを置くことに他なりません。

この手のスキャンダルにさらされるということは脇が甘いと言われてもしかたありません。本来ならきちんと処してから代表選挙に打って出るのが当然です。

民進党の幹部の多くが蓮舫さんの人気にあやかって代表選を乗り切り蓮舫新代表になってから自らの人事をより優位に進めようとうごめいたように見えて仕方ありません。

民進党が追い込まれているという危機意識より自分の地位の保全を優先させたことが蓮舫さんの二重国籍問題に対する緩い党内の空気を作ったのだと思います。

蓮舫新代表は、二重国籍問題という厄介なネタを振り払いけじめをつけることを最優先に考えるべきです。やり方は極めて単純明快、選挙に出て勝つことです。

小池百合子さんが東京都知事へと転身し東京10区の補欠選挙が10月に実施されます。ここに出馬して勝って二重国籍問題を吹き飛ばすのが一番です。

蓮舫新代表は衆議院への鞍替えは常識的でないとメディアの質問に応えています。参議院議員のまま総理大臣を狙うことの方が非常識です。

野党第一党の党首は衆議院の解散・総選挙になれば安倍総理に代わって自分の方が総理に相応しいと国民に訴えることになるのが党首としての役目となります。

であるのならば第一院である衆議院議員のバッジをつけて臨むのが当然だと思います。偶然にも補欠選挙というチャンスが目の前にぶら下がっているのです。

ここに勝負をかけずしていつ勝負をかけるというのでしょうか。小池百合子都知事の勝負勘と度胸を見習って欲しいです。この選択以外に活路は拓けません。

野田元総理は幹事長就任を受諾しました。一般的にはこれも非常識極まりない行為です。旧民主党を崖っぷちに追い込んだ張本人を登用するのは異常事態です。

就任した以上はその狂気を活用して欲しいです。圧倒的多数を誇る自民党にぶち当たるのですから蓮舫新代表を衆議院の補欠選挙へと導くべきです。

民進党は。完全に追い込まれています。窮鼠猫を食む戦術しか取りようがないのです。狂ったかのように暴れ瀬戸際作戦に打って出る時期の到来だと思います。