地域との連携こそ県立高校の活きる道。

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2日の午後、平塚市で開かれた神奈川県立高等学校PTA連合会、平塚・秦野地区大会に招かれ「まちづくりと教育」をテーマに講演しました。

地区内にある15の県立高校14校のPTAの役員の皆さんら350人ほどが参加されてました。女性が圧倒的に多いのが印象的でした。

伊志田高校と二宮高校のPTAの皆さんから活動発表がありました。聞き応えというか見ごたえがありました。PTA活動の新たな展開を目指す意欲を感じました。

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伊志田高校の発表は、PTA活動への参加者を増やすためサポーター制度を導入しているとの報告でした。PTA活動を役員だけの活動にとどめないという仕組みです。

文化祭の際のトン汁づくり、街頭キャンペーなど人手が必要な時の応援団としてサポーター制度を取り入れて活動している様子が映像で紹介されてました。

期間限定でPTA活動を応援するサポーターならば気軽に参加できます。こうした活動に参加している中から役員になられる方もいると言われてました。

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二宮高校はDIGと呼ばれる災害模擬図上訓練に生徒と教職員とともに取り組んだ方向でした。寸劇を交えての活動報告で力が入ってました。

発表を仕切られていたのは女性で演じていた俳優も全て女性、男性はただ一人最後に登場してました。女性の元気はつらつさがとても印象的でした。

「自分で自分の身を守る!!」というタイトルの立派なパンフレットも作成されていました。この活動を引っ張る女性リーダーの存在が大きいと思いました。

私は、まちづくりは人づくりに最後は行き着き、教育が原点となるという話をしました。県立高校は地域のまちづくりとともに歩む存在であって欲しいと呼びかけました。

伊志田高校や二宮高校の発表を伺って、文化祭や防災分野で既に色々な地域との結びつきを模索していられることが良く理解でき大変力強く感じました。

開成町長だった時に町内にある県立の吉田島農林高校(現在は吉田島総合高校)と連携し幼稚園、小・中学校の子どもたちに農業体験の指導をしてもらいました。

あじさい祭りには高校生たちに農産物の売店を設け積極的に参加したもらいました。開成駅前の花壇には吉田島農林の高校生たちが四季折々の花を植えてくれました。

私は、高校は地域にとってミニ大学的な存在であると考えてきました。地域と積極的に連携し高校が持っている力をまちづくりに活かして行くべきだと思います。

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二宮高校が発表していた防災分野は県立高校が一つの拠点となって取り組みを強化して欲しいです。神奈川県教育委員会は本腰を入れて取り組むべきです。

教職員や生徒、保護者だけでなく行政と地域の皆さんと連携し一緒に防災の強化に取り組めば地域の防災力は格段に向上することは間違いありません。

県立高校は私立の高校とは違い県民の税金で支えられています。各地域との結びつきをもっと強めて地域とともに活きる県立高校という姿が理想だと思います。