3歳になる孫が日本地図のパズルが大好きでよく一緒にやります。47都道府県の形の複雑さや面積の大小も良く判ります。大人にとっても勉強になります。

孫がそれぞれの都道府県のパズルを取りだして「これは何県?」と聞くので、県の名前を言うだけでなく各県の特色を一緒に教えてます。

県の特色として最近のニュースを言うこともあります。熊本県は「大きな地震があったよ。」長野県は「ヘリコプターが落ちて大きな事故があったんだよ。」とか。

宮城県や岩手県の時は「大きな津波が来たんだ。」福島県の時は「原子力発電所が事故を起こしたところだよ。」沖縄県は「アメリカ軍の基地があって大変なんだよ。」

パズルが小さいのでどこかに持って行くと無くすのが難点です。二つの県のパズルが見つからなくなりました。なんと沖縄県と福島県が日本のパズルから消えました。

沖縄県と福島県が抜けたパズルの日本地図を眺めていて現在最も困難に直面している二つの県が日本地図から消えてしまったと思いました。

二つの県は日本であって日本でないとも見ることが出来ます。両県民は他の県以上に過酷な状況と向き合い日々過ごさなければならない状況に陥ってます。

沖縄県は、日本中の在日アメリカ軍基地の専用基地の70パーセントが集中しています。面積にすると19000ヘクタール弱となってます。

沖縄県の面積の一割近くが在日アメリカ軍の専用地ということになります。私の住む開成町は神奈川県で一番面積が小さく655ヘクタールです。29個分です。

基地ですので部隊の編成とかに口をはすむことはできません。日米地位協定によって兵士の犯罪の処罰にも大きな制限が加わってます。

今年2月の日米首脳会談でアメリカのトランプ大統領は、安倍総理大臣に対し在日アメリカ軍基地に対する日本側の協力に「感謝する。」と述べました。

アメリカ軍基地の存在によるマイナス面の除去のためにより具体の行動が欲しいです。具体の行動なしのリップサービスでは意味がありません。

一方、3・11、東日本大震災で原発事故が発生した福島県では6年が経った今でも8万人の方が避難しています。県外に避難され、いじめに苦しんだ事例も報道されてます。

原発は国策です。しかし地元も精力的に誘致を働きかけました。そこで大事故が発生し住民たちは避難を余儀なくされたことになります。責任の所在が注目されます。

昨日、福島第一原子力発電所事故で群馬県への避難者が求めた損害賠償に対する判決が前橋地方裁判所でありました。国と東京電力の責任を認めました。

巨大津波は予見可能で対策を怠ったとの判断です。国や東京電力にとっては衝撃です。ただし、137人の賠償額の総額は3855万円と微々たるものでした。

全国各地で同じような訴訟が起こされています。しかもまだ第一審で最高裁まで争われるのは確実です。原発事故の責任の所在をめぐる法廷論議はこれから本番です。

原発事故処理は悪戦苦闘しています。裁判の進行もそうですが事故処理からも全く目が離せません。日本国民として福島をどう考えるべきか難問が突き付けられ続けてます。