二宮町が購入した東大二宮果樹園はすごい!
24日、二宮町の旧東大二宮果樹園を知人の町会議員の方に案内してもらいました。すぐそばまで住宅が迫っています。11400坪の楽園が残されている感じです。
4億5千万円で二宮町が取得しました。この町の決断は素晴らしいと思います。切り売りされて住宅地となってしまえばおしまいです。財政難の中まず土地を抑えたことは大正解だと思います。
開成町にある1800坪の敷地のかやぶき屋根の古民家、瀬戸屋敷のことを思い出しました。寄付の申し出があってただちに取得を決断。5年かかけて4億4千万円かけて再生しました。
とにかく守ることが最優先です。そこから先はみんなで知恵を出せば何とかなります。間違いなく二宮町だけでなく湘南地方を代表する自然豊かなやすらぎと交流の場となります。
元々は華族の別荘と果樹園で1926年に東京帝国大学が取得しました。果樹園だけでなく学生の宿舎も残されています。探訪ツアーを企画したら受けること間違いなしです。
何をするにしてもきちんとした調査が大切です。特に防災面でのチェックは不可欠です。斜面があり雑木林があります。崩れることの無いようにして欲しいです。
開成町で瀬戸屋敷の整備の際に行った際には、住民が勉強しながら今後の管理の在り方を考えるワークショップを立ち上げました。瀬戸屋敷クラブとして育ち今も活躍しています。
当面の利用のアイデアも募れば知恵は出てきます。子供たちにも聞いて欲しいです。本格オープンの構想はじっくりと練ってもらいたいです。それにしても帝国大学の持ち物はすごい!。