現役世代に学ぶ会議の進め方
日本を代表する演劇集団、わらび座のミュージカル、二宮金次郎の足柄地域公演が来月27日に迫ってきました。毎週実行委員会が開催されています。
会議の手際良さと雰囲気の良さに感心しています。30人の実行委員が全員顔を出せる訳ではありませんが一体感があって学ぶべき点が多いです。
中心となっているのは40代から50歳前後の現役バリバリの世代の皆さんです。毎回の会議の参加者は男性と女性が、ほぼ半々ぐらいです。
私より10歳以上若い方々です。世代的に一つのプロジェクトを組み立て実現して行く方法に差があるように思います。若い人の方が進んでいます。
まずは連絡が密です。スマホやパソコンを自由に操りますのできめ細かに連絡し合ってます。意思疎通が生き渡っていますので誤解が生じにくいです。
それと発信者である実行委員会の会長がしっかりしています。全体を見渡して的確なタイミングで連絡事項を自らまとめて発信しています。
リーダーは率先垂範ということが一番大切です。メールでのやり取り一つを見てもリーダーが先頭に立って会をまとめ成功に導こうという意思が伝わってきます。
会議の場で後ろ向きの言葉を発する人が一人としていません。妙な評論をする人もいません。みんな前を向いていることも素晴らしいです。
年齢層が高くなりかつて社会活動家だった男性がいたりするると話が小難しくなったり過去を語ったりすると暗い雰囲気になり参加者が前向きになりにくいです。
二宮金次郎ミュージカルの実行委員会は、逆の雰囲気です。特にチケット販売面で実行委員長を支える責任者が強気で際立って前向きで雰囲気を盛り上げています。
また、広報宣伝や集客の知恵も若い方の方が柔軟でアイデアがどんどん出ます。都内からバスツアーを仕立てようというアイデアには感心しました。
単なるイベントに終わらせるのではなく足柄地域の観光に貢献しようという発想が良いです。ツアーコンダクターの確保ができなくて実現できないのは残念です。
ネット販売に押されている地域の書店を盛り上げていこうと二宮金次郎フェア―を開催しようという発想も見事です。キャンペーンも実施しました。
地域の高校の演劇部やブラスバンド部といった高校にも光を当ててチケットを販売して行こうという発想も現役世代ならではだと感心しました。
会議しているだけでなくチラシの配布やこつこつとチケット販売を積み重ねる実践活動がセットであることも素晴らしいです。会議だけが踊っても意味はありません。
イベントの実施は若い人に学ぶ点が多々あります。何より後ろ向きでないので雰囲気が明るく楽しいのが一番です。これが一番学ぶべき点です。
せっかく集まっても言い合いになっては成果は期待できません。一体感が大切です。リーダーは折り合いを付けてみんなで前を向くように促すことが大切です。
わらび座ミュージカル、二宮金次郎の足柄地域公演の実行委員会の動きを見ていますと大成功間違いないとの予感がします。あとひと月余り全力で応援します。