6・3シンポジウムを酒匂川流域全体での治山治水に向けての第一歩に。

15日、富士山の町、静岡県小山町の込山正秀町長と6月3日午後1時より小田原市民会館小ホールで開催するシンポジウムについて打ち合わせをしました。

込山町長には基調講演をしていただきます。小山町は2010年9月の時間雨量100ミリを超す記録的な集中豪雨で激甚災害に指定される被害を受けました。

その後懸命に復旧復興対策を続けています。国の林野庁や静岡県の直轄工事を積極的に導入しています。しかしそれでもまだ道半ばです。

300年前の富士山噴火の砂への対応は厄介です。スコリアと呼ばれる噴出物が大量に堆積した上に樹木が生えています。軽くて水はけが良く流れやすいです。

山の中にはナイフで切りこまれたような傷跡が幾筋も残っています。集中豪雨が発生すれば再び崩れ出す危険性は極めて高いです。

住宅地に近い地域では住民参加でスコリアの流出を抑える工事をしたり町役場と住民とが共同で小さな治山治水工事を続けていて国から表彰も受けています。

集中豪雨による土砂崩れが起これば、堆積したスコリアは下流に流れます。酒匂川流域全体で現状を正確に把握して対応策を考えなければなりません。

「富士山と酒匂川流域 噴火と減災を考える会」では2回に渡る小山町の現地学習調査を行いました。「百聞は一見にしかず」だと痛感しました。

酒匂川流域全体で現状と課題を共通認識としなければなりません。6月3日のシンポジウムはそのための第一歩としたいと考え会の役員会で企画しました。

小山町の込山町長の問題提起を受けて下流部の小田原市の加藤市長、中流部の間宮大井町長、上流部の湯川山北町長、それと神奈川県の防災責任者で議論してもらいます。

まずは流域の自治体が一本にまとまり神奈川県、静岡県とスクラムを組むことが大切だと思います。その上で国に対し必要な対策事業の実施を訴えて行くべきです。

県が異なるということは治山治水では意味がありません。水源地域での異変は下流部に影響を及ぼすのですから。流域でまとまることが不可欠です。

酒匂川流域が、県が異なっても流域自治体が一つにまとまり治山治水対策で協力し合うモデル的な地域に是非ともなってもらいたいと思います。

「森は海の恋人」という言葉があります。森の豊かさが豊かな海を育むという意味です。この考え方を一歩進めて流域全体で治山治水に取り組むことを目指してほしいです。

こうした体制が出来れば国も動かざるを得なくなります。地元の流域自治体、県、これに国が参加して治山治水を考えれば強力な体制が出来ます。

富士山の噴火の危険性も取りざたされている今日、地元流域自治体、県、国の連携強化は備えとつながります。シンポジウムで確認したいと思います。

6月3日午後1時より小田原市民会館小ホール、是非お出かけ下さい。メールfuji-sakawa-gensaikai@postman.email FAX0465-82-0438までお申し込み下さい。