二宮金次郎ミュージカル上演大成功!躍動する一円融合型の実行委員会

昨日、10か月かけて準備した、わらび座による二宮金次郎ミュージカルの足柄地域公演が行われました、大盛況で反応もすこぶる良かったです。

何度も紹介させていただいたようにチケットは午前午後ともに458席完売です。当日になってこられない方もいられましたが、午前は、ほぼ満席、午後も400人以上の来場でした。

ミュージカルももちろん素晴らしかったですが優るとも劣らない見事な捌きぶりを発揮したのが実行委員会の面々でした。当日のお手伝いも入れると50人ほどが参加してました。

会場の開成町福祉会館は、大きな催しになると駐車場が難問です。会館の駐車場の保有台数が少ないのです。駐車場を借りることになります。面した道路が狭く難題です。

大勢の男性スタッフを配置してほぼ渋滞なく捌いていました。私自身も何度もここを会場に催しを開催していますが秀逸のさばき方だったです。

チケット販売で熱い情熱でメンバーを鼓舞し完売へと導いたスタッフがここでも大活躍していました。熱い男は何事にでも熱くなることが判ります。

午前中の公演中にスタッフは、お弁当を食べます。開成町産のお米を使った郷弁です。美味しいですからすぐに手が出ます。待ったがかかりました。

名前が書いてありました。誰がお弁当を食べたかをチェックするために名前を書いたシールを張ってチェックすることにしていたのです。驚きました。

こうしたきめ細かな配慮が出来る集団は強いです。何時に誰がどこにいて何をするのかを一覧表にして工程表が出来ていました。作成者の能力に感嘆しました。

満席が予想されていましたのでどのエリアにどのように観客を誘導するのかは頭が痛いところです。しかし、そのような心配は、取り越し苦労でした。

演劇に詳しいスタッフが中心となって手信号で捌いていました。どこあたりに席が空いていてどう誘導したら良いか意思疎通を図っていたのです。プロの技でした。

スタッフそれぞれの得意分野、個性を引き出して、それでいてまとまりの良い組織へと成長したことを実感しました。こうした組織のことを強じんというのだと思いました。

単に団結しているだけでなく柔軟に対処することも可能です。二宮金次郎が目指した「一円融合」、互いが個性を持ち寄って一つにまとまる理想の形となった訳です。

(山神裕実行委員長)

実行委員長の統率力のたまものです。こうしたリーダーシップの持ち主は、どんどんと社会貢献の分野へと出て行ってまちづくりの実践経験を積んで欲しいです。

ミュージカルの出来栄えも良かったです。互いの立場を尊重して対立を乗り越えまちを創造していく姿が、前を向いて歩こうという掛け声に集約されていました。

二宮金次郎ら出演者一同が揃って速足で歩くシーンがクライマックスです。手拍子がわき起こりました。観客に役者の熱い心が伝わり会場が一体となりました。

これから2019年の初夏まで全国公演を続ける予定だと伺いました。内容は、更に洗練されることと思います。最終公演を再び足柄地域で上演出来たら素晴らしいと思いました。