中国訪問団の結団式

日中国交正常化45周年記念の中国訪問が近づいてきました。先週14日小田原駅前の「おだわら市民交流センター」で結団式が行われました。

日程は来月28日から9月1日までです。参加者は27人となりました。加藤憲一小田原市長、中国との交流を続けている私立旭丘高校の水野浩校長も参加します。

神奈川県内にある日中友好の関係団体間の交流を進めることで日中交流を活発にしようと一般社団法人日中歴史文化交流センターを立ち上げたのが2014年でした。

前の年の2013年5月に小田原の西湘日中友好協会と足柄地域の郷土史団体「足柄の歴史再発見クラブ」で訪中し青少年の書画展を世界遺産の殷墟で開催しました。

2012年は日中国交正常化40周年の記念の年でしたが、尖閣諸島の問題が発生し日中菅家は極度に悪化しました。そうした中でも交流行事を実施しました。

当時の日本の在中国の特命全権大使で現在日中友好協会の会長の丹羽宇一郎さんは大使時代を振り返り45周年の時にリベンジしたいと言われていました。

丹羽さんの思いを伺い出来る交流事業を行おうと日中歴史文化交流センターで中国訪問を呼びかけました。今回も西湘日中友好協会と一緒に訪問することになりました。

私たちが前回訪問した際に日中青少年書画展を開催した河南省安陽市からは代表団が小田原市を訪問しています。加藤市長は、返礼をかねて同行することになりました。

小田原の私立旭丘高校は、中国との国際交流に特色があり毎年西安外国語大学付属外国語学校と安陽市内の中学校との間で相互訪問をするなどの交流事業を続けております。

2月日中歴史文化交流センターの新年会で水野校長を講師に招いて懇談会を開催した際に中国訪問を呼びかけたところ自ら参加するということになりました。

中国の治水神・禹王についての相互の学習調査も行っており中国から学生が来日される時は酒匂川の上流にある禹王遺跡のフィールドワークを実施しています。

秦の始皇帝が不老長寿の薬を求めて日本へ送った使者の徐福の足跡を伝える伝説が日本各地にあり勉強会が立ち上がっています。神奈川徐福会の事務局長も参加します。

山北町に本社工場があり中国・浙江省に進出し成功を収めているダイカスト会社のオーナー会長も急きょ仲間に加わりました。中国とのパイプが太く頼もしいです。

もちろん西湘日中友好協会、足柄の歴史再発見クラブのそれぞれの会長をはじめ主要なメンバーも一緒です。多士済々の面々が集まりました。

安陽市の漢字博物館での日中青少年書画展には私の地元開成町の文命中学校からも書画が展示されます。文命は治水神・禹王の本名です。

農業用水に文命の名前がついたことから中学校の名前になりました。中国の神様の名前がついた中学校が日本にあることを大いにアピールしてきます。

文命中学校からの書道作品は「大禹治水」、絵画作品は酒匂川上流の文命遺跡を描いてもらいました。中国の方が見たらさぞかし驚くことでしょう。