総選挙7~団塊の世代の皆さんかつて夢見た理想の日本を思い出そう~

いよいよ明日は衆議院選挙の投票日。台風の襲来が投票率の低下に追い打ちをかけそうで心配です。

投票率の高い高齢者層の足が遠のくと投票率により大きな影響をあたえます。どの政党にとっても気になるところです。

若い世代の政治関心を高めようと手は打っているものの投票率は20代の投票率は30パーセントそこそこです。

しかもそもそも母数が少ないです。数が少なく割合が少ないとすると全体に与える影響は軽微になります。

日本人の最大の集団は戦後間もないベビーブームで生まれた団塊の世代です。60代後半から70歳代にドカッと座ってます。

60歳代が一番高く68パーセントです。数が多いので若干の数字の上下でも全体の及ぼす影響は大きいです。

高度成長時代を一貫して生きてきた世代の責任としてこのままの日本を若い世代に残してよいかどうか考えて欲しいです。

日本国土を太平洋沿岸地帯を中心に巨大開発をし経済大国の地位を占めジャパンアズナンバーワンとまで呼ばれました。

ところが1990年代に入りバブル経済が崩壊してからの日本は20年以上にわたり期間、基本として低迷を続けています。

株価が上がっているとか盛んに言われますが基礎体力の落ち込みは明らかです。人口減少と少子高齢化で活力が減っているのですから。

日本は危機に立たされています。高度成長時代を生きそのメリットを存分に享受した世代が一番に考えなければなりません。

自分たちの世代のことだけを考えるのではなく将来の世代のために何をなすべきなのかを真剣に問わなくてはなりません。

全体が少しずつ我慢をして将来世代への支援を中心に分かち合う仕組みを編み出さなければなりません。

今回の選挙戦では教育投資の拡充やベイシックインカムの導入が議論されましたがつけ焼刃的議論で深まりませんでした。

分かち合いの経済と分かち合いの福祉は表裏一体です。所得の高い人が低い人の負担の責務を負い社会福祉を充実の方向が基本です。

いつの間にか日本はアメリカ方式にすっかり毒されてしまい全体としてのバランスより強者のが優先される国になってしまいました。

経済の分断は社会を不安定にします。国土の姿にもそれは反映されます。東京を中心とする大都市集中現象がそれです。

山林は荒れ、中山間地を守る人はいなくなり、人口過密の大都市は一見繁栄を依然として押下しているかに見えます。

しかし、その繁栄も大規模災害のリスクの上に成り立つ虚構の繁栄です。日本全体として良い方向には向かっていません。

団塊の世代の皆さん、将来の世代に誇れる日本を残すために政治を大きく捉えてかつて夢見た理想の日本を構想してみませんか。

そして大構想に近づくためには今度の総選挙でだれにどの政党に入れるべきかをじっくりと考えて欲しいです。

明治維新と同等の大転換が求められていると思います。その際に指針となる方策は何なのかを考え一票を投じて欲しいです。

私は平和憲法の精神は、日本の大転換の指針としての遺すべき最強の遺産だと思います。その精神を堅持する立憲民主党に入れます。