総選挙8~立憲民主の風~
自民と公明の与党が改選前の議席をほぼ確保し圧勝です。立憲民主党に風が吹き54議席の大健闘でした。
私の地元の神奈川県でも立憲民主党が驚異の結果を残してます。18小選挙区で3議席を確保しました。
私の県知事選挙や国政選挙を応援してくれた阿部知子さんは6回連続比例復活でしたが小選挙区で勝ちました。
立憲民主党は比例でも神奈川から2議席を得ましたので総計5議席です。一方希望の党は小選挙区1、比例で1の2議席です。
民進党の分裂劇の明暗が分かれました。踏ん張って筋を通したほうに有権者はエールを送ったことになります。
小池都知事の人気にすがった格好の候補者は大半が討ち死にとなりました。私は天の巧みな計らいだと思います。
日本を取り巻く内外の緊急課題は押し寄せてきます。憲法にしても安全保障にしても信念を問われる局面が来ます。
安直な妥協をせずに筋を通すことができるかどうか国会議員の覚悟のほどがその都度テストされることになります。
立憲民主党に集った面々は追い込まれた選挙で信念を貫いたのですからもはやぶれることはないでしょう。
これに対し一番苦しい時に民進党から離れた元民進党県連代表は小選挙区で落選し比例で復活となりました。
この対比が今回の神奈川の総選挙を象徴している出来事です。政治家は筋を通してこそ政治家です。
自民党はは、立憲民主の大善戦で連立与党の公明党の小選挙区議席を落としました。後味の悪さが残ります。
立憲民主以外に、希望の党が1議席、無所属が1議席小選挙区で勝っていますので自民の小選挙区議席も減りました。
神奈川だけで見れば小さな波乱が起きたといってよいと思います。圧倒的な自民党に抗する芽が出たように見えます。
共産主義ではなく民主主義を掲げた戦う政党が誕生したことに私は意義を感じます。国会内の貴重な存在です。
国会内で常に筋を通しまっとうな政治姿勢を貫けば地方政治でも賛同者が増えて足腰が強くなる可能性があります。
永田町の論理で妙な妥協をしたりすれば立憲民主党も希望の党と同じ運命をたどることになるでしょう。
立党の精神が自民党党は異なるのですから自民党の方針に反対が当たり前です。何でも反対とのやゆは当たりません。
政権をとったならばこうした政策を実現するとの政権構想を打ち立ててどしどし対案を出すことで独自性を発揮して欲しいです。
それにしても希望の党の失速は哀れです。小池都知事はおひざ元の東京10区でも最側近を落選させてしまいました。
小池都知事の圧倒的人気の前に沈黙を強いられた自民党は、ありとあらゆる局面で反逆し小池都政を追い込もうとするでしょう。
全ては、身から出た錆です。小池都知事、リーダーが語る言葉の重さを痛感していることでしょう。
もし、”排除します”の言葉がなく幅広く候補者を抱える姿勢を見せたのなら安倍政権にとって脅威でした。
怒涛の快進撃を続けてきておごりです。もはや後の祭りです。厳しい試練が待ち受けていると思います。