山口県宇部市で日本写真測量学会の秋季学術講演発表会がありました。最先端の測量分野の進歩は目覚ましく応用できると思いました。

レーザー光線を使って三次元のデータを取得してデータを解析修正したうえパソコン画面上で表示できる仕組みが登場したと思ったら次の段階に行ってます。

まずは小型化によってドローンに搭載できるようになりきめ細かな精密測量が可能となりました。ドローン活用はもはや常識と化しました。

地表の測量だけでなく水面をも透過できるグリーンレーザーを使って水の底の形状を把握できる測量機器が急速に進歩しています。

大型のため航空機に搭載し計測する手法がとられています。そのうちに技術進歩で小型化が進みドローン搭載型が開発されるのではないでしょうか。

水面の下の形状が一気に把握できるとなると河川の河床の状況の把握が容易となります。地上を移動して河川の断面図をとる必要がありません。

河川の管理上大きな変化です。流域全体を調査し危険個所を見つけ出したうえでその部分は特別に精密な調査を行うこともやり易くなります。

私たちの地域を流れる酒匂川の管理に応用できると直感しました。富士山を源流とする酒匂川は2010年9月の集中豪雨で重大な被害を受けました。

1707年の富士山噴火の噴火の砂が大量に流出し現在防止策をとっていますがとても間に合いません。河川の形状は変化を続けています。

流域全体の形状を一度最先端のグリーンレーザーを使った測量で把握し河川管理の在り方を再検討することが必要ではないかと思います。

難点は流域が静岡県と神奈川県にまたがっていて管理の主体が一本化されていないことです。しかし事態は急を要します。両県で調整すべきです。

神奈川県の黒岩知事の看板政策は”未病”対策です。まだまだ聞きなれない言葉です。健康状態と病気の状態の間にある状態のことを”未病”と言います。

”未病”を健康状態に戻すことが大切だということです。要は健康政策を目新しい言葉で表現したものです。この考え方は自然にも応用できます。

酒匂川水系は、上流部で部分的にがんが発生し応急手術を行いました。全体としては”未病”状態そのものと言ってよい段階です。

ここに最先端の医療を展開し”未病”段階を脱する手がかりを得ることが必要です。多少の費用が掛かろうとも静岡県と共同対処すべきです。

資金が不足するのならば国に積極的に働きかけて国費を投じるように手を打つ必要があります。酒匂川の流域管理の再検討は待ったなしです。

上流部の三保ダムの定期的な管理の在り方もGPSを活用した最先端技術を活用すれば省力化が図れる部分は相当に大きいことを知りました。

初期投資が生じたとしても長期的な維持管理コストの減少で十分に効率化が図れる可能性があります。こういった分野の検討も不可欠です。

治山治水は、政治の基本中の基本です。地味で目立たない分野ですがこういったところに力を入れるのが県の本来のありかただと確信します。