変ぼうを続ける静岡県小山町の今を知るバスツアー
26日、快晴。「ファンタスティックバスツアーおやま2017」に参加しました。富士山の雪景色が神々しく輝いてました。
静岡県小山町も町役場職員もきらきらしてました。9時前に集合したところ役場職員より声をかかられて、込山正秀町長にところへ案内されました。
私は込山町長に謝意を伝えました。3月のバスツアーの時にもう禹仕込みが遅れ参加できませんでしたが今回は職員が先行して予約をとってくれました。
今回は74人が参加し小山町が圧倒的であとは御殿場市。20人が町外で神奈川県からの参加でした。隣接する足柄地域からの参加が多かったです。
込山町長の話では地元の県立高校の生徒を対象にしたバスツアーをすでに開催し、役場の若手職員にも実施したということでした。
小山町は2010年9月に台風による集中豪雨で土砂崩れが発生し激甚災害の指定を受けました。翌年の3月には東日本大震災が発生しました。
静岡県として沿岸にある工業地帯を内陸に移す計画を推進することになりました。小山町はその一つの計画地として選定されました。
小山町は人口下減少し1960年に2万3千人あった人口が19000人を割り込んでいます。働く場を誘致し小山町に住んでもらおうとしたのです。
東名高速道路と新東名高速道路の双方にスマートインターチェンジの建設が進んで2年後、3年後に完成予定です。その周辺が一挙に変わります。
東名高速道路のスマートインターチェンジ周辺は高級ホテルが進出します。観光客の賑わいで町を元気にする地域です。町全体で11もホテルが建設されます。
周辺の町道も思い切った整備を行います。7億円かけて「富士山金太郎大橋」を架けます。この決断ができるのは並大抵の町長ではありません。
よくあるのは資本の投下をビビってしまって中途半端な道路が出来上がります。インター周辺の道路とのアンバランスで使いにくくなります。
新東名のインターチェンジ周辺は300ヘクタールを超える開発です。私の町のほぼ半分が工業団地、太陽光発電、バイオマス発電地域になります。
パネル62224枚の太陽光発電はすでに稼働しています。自然エネルギーの確保と産業の誘致をセットで実施する手法も学ぶべき点が大いにあります。
民間企業による高品質のトマト栽培も始まり、林業を盛んにするための原木流通センターもすでに稼働しています。あの手この手の開発です。
観光客の誘致でイメージを挙げて工業団地への企業の誘致で雇用の場を確保して、残るは住宅地の建設です。町が直接事業を実施しました。
富士山が一望できる地域に「優良田園住宅」を造成中です。工業団地や新東名のインターと至近距離ですので首都圏への車通勤も可能となります。
このほか、金融機関の研修センターを買い取ってフィルムコミッション事業も行ってます。150本ほどの撮影が行われ日本有数です。
頭がくらくらするほど事業が目白押しです。職員の方は追いかけるのが大変だと思いますがトップの夢を実現しようと一生懸命さが伝わってきました。
開発に興味関心があるトップは小山町を見て回ると良いと思います。トップの意思が町を動かしている現場を見ることができます。