小泉進次郎さん、東京都知事待望論。

小泉進次郎さんの選挙区、神奈川県横須賀市の人口が40万人を割ったことに関連して「地元を廃れさせるようでは本物の政治家ではない。」とフェイスブックに書き込んだところ「何様のつもり」とのコメントが届きました。

カチンと来られるような言い回しだったかもしれません。しかし、添付したブログを冷静に読んでもらえれば現代日本の政治課題として極めて大切な問題提起をしていることがわかっていただけると思います。

「何様のつもり」と反応されたのに再論するのはまたまた刺激してしまうかもしれませんが私の信条の重要なポイントですのでもう一度書かせてもらいます。地域の課題と国政についてです。

田中角栄さんと宮澤喜一さん二人の総理大臣経験者のうちどちらが本物の政治家という視点からのコメントもいただきました。私は明らかに前者、田中さんの方に軍配を上げる考え方の持ち主です。

地域の課題と遊離して国政が成立するとは思えないからです。全ての国政課題は、地域に根差し、地域と結びついているという感覚が国政を担う政治家が持つべき政治資質だと私は考えます。

逆に言えば地域限定のように見える課題であっても全国的視野からあるいはもっと広げて国際的視野から見つめて解決策を見出す能力こそが国会議員が持つべき資質の大切な要素だとも言えます。

国政と地域とを切り離して考えてしまうと国政の場が実体のない舞台で踊るだけのパフォーマンス政治に陥りかねません。これは危険です。格好だけで実効性のない議論ばかりが飛び交うわけですから。

今回取り上げたのは人口減少という日本全体を覆う難問です。決して小泉さんのおひざ元だけの問題ではありません。その課題を地域の課題だとして丸投げしてしまうようでは本物の政治家とは言えないと思います。

小泉さんは将来の総理大臣候補と目されている若きホープです。そうした立場の小泉さんが首都圏にまで押し寄せてきた人口減少という荒波に立ち向かう姿勢を強烈にアピールして欲しいです。

解決の処方せんを横須賀市、神奈川県とともに描く指導力を発揮して欲しいと願います。横須賀市や三浦半島地域を対象にする処方せんとはなりますが全国の大都市近郊地域には汎用性のあるモデルとなるはずです。

このような成果を引っ提げてこそ小泉さんは真の総理大臣候補となります。抜群の人気に加えて日本の最重要課題に対して地域密着の処方せんを描くことができれば鬼に金棒ではないでしょうか。

私はできうることならば地方の首長も総理大臣に就く前に是非とも経験して欲しいと願います。実際に地方首長という立場に座ることでどのように政策課題が実現されるかを肌身に感じることができるからです。

小泉進次郎さんなら東京都知事はどうでしょうか。小池百合子さんもすっかり色あせました。東京オリンピック・パラリンピックを迎える首都東京の顔として小泉さんに勝る存在は見当たりません。

次の都知事選挙はオリンピックの直前ですのでタイミングはドンピシャです。神奈川を対象に人口減少に取り組み首都の顔に打って出て日本に希望の灯をともすことに挑戦して欲しいです。