「若者による足柄平野からの新たな農業ビジネスモデルの創造」

ブログで何度も紹介しているエリートサラリーマンの職を捨ててUターン。新たな農業ビジネスに挑戦する若者、岸圭介さんがシンポジウムを開きます。

東大ボート部出身でなぜか学生時代から農業に興味を持ち新日鉄に就職したものの夢捨てがたく、オックスフォード大学に留学の後、故郷に帰ってきました。

シンポジウムの開催日時は3月24日の土曜日、午後1時開場、1時半開演。場所は、神奈川県山北町の里山の上に進出した最先端企業のトヤマの講堂です。

予約不要、入場料無料。トヤマの詳しい場所は、以下をご参照ください。お車でお願いします。駐車場に限りがありますので乗り合わせていただければ幸いです。http://www.toyama-jp.com/company/access.html

当日は、岸さんがまず自らの農業ビジネスを解説します。都市部の農業に関心がある方に耕作放棄地を活用した農地を紹介します。

農作業は地域の農家の方に協力してもらい、その様子をインターネットで契約者に伝えます。時間があるときは自ら作業を楽しみます。

神奈川県の足柄地域はほどほど便利な地域ですので車を使えば都心からでも1時間余りでやってこれますのでビジネスとして成り立つと考えてます。

岸さんの農業ビジネスの紹介が終了したのちシンポジウムに移ります。前の農林水産省事務次官の本川一善さんが登壇します。岸さんと同じ東大ボート部出身です。

日本の農政の事務方のトップだった方が何を語るか楽しみです。農魚の自由化や高齢化に揺さぶられている日本の農業を立て直すヒントを得たいです。

トヤマ社長の遠藤克己さんも登壇します。トヤマは、宇宙航空研究開発機構、通称JAXA(ジャクサ)などと取引がある最先端の分析・実験装置の設計組立メーカーです。

そのトヤマはなぜか農業にも取り組んでいます。トヤマファームを立ち上げて山北町高松山の農場で無農薬で化学肥料を使わない農業を実践しています。

最先端と真逆な取り組みのようにも感じられます。遠藤社長は「本物を目指している。」と言われます。最先端モノづくりと農業のつながりを伺いたいです。

農業機械メーカーのヤンマーからも登壇してもらう予定です。コーディネーターは、私が務めます。多彩な面々による熱い討論、間違いありません。

主催は私が代表を務めるあしがら平野一円塾です。農村の再興を手掛けた二宮金次郎さんを学んで地域貢献をするグループです。

二宮金次郎さんが生きていたら必ず実践するだろうと思われる取り組みをすることを目指しています。岸さんの挑戦への支援はぴったりはまります。

足柄地域の農業は危機的です。高齢化が進んでます。耕作放棄地は山沿いを中心に増える一方です。活路を見出さなければ崩壊してしまいます。

この時に若者が農業再生に飛び込んできたのです。ネットを活用した新しいビジネスモデルを引っ提げて。二宮金次郎さんなら全力支援間違いありません。