神奈川県西部地域、首都圏にありながら人口減少・少子高齢化の進行が止まりません。有力企業、世界的観光地を抱えているのにかかわらずです。

中心都市の小田原市には新幹線、JR東海道線、小田急線ら5本の鉄道路線が走ってます。自動車専用道路も走り東名高速道路のインターも近隣にあります。

地域全体としてまちづくりの進め方の歯車がどこか間違っているとしか考えらえません。各市町が努力していないというのではなく全体構想の問題です。

人口が減り子供の数が減ると利便性の悪い中山間地や里山地域から環境が崩れてきます。山沿いでの耕作放棄地の増加は典型的症状です。

地域全体としてこの問題に取り組みませんと農地の現象は進み、虫食い的な住居開発が無秩序に進む恐れが高まります。待ったをかけないといけません。

規制するだけでは解決策になりません。土地を積極的に活用する方策を編み出してこそ実効性のある対応策となります。知恵が必要です。

岸圭介さん、南足柄市出身で33歳。ネットを活用して大都市部の農業体験希望者に耕作放棄地を紹介し荒廃を食い止めるビジネスを提唱しました。

株式会社Rootという会社を立ち上げていて4月から本格的に動き出します。地域としてこうした有能な人材を応援して行く必要があると思います。

岸さんは東大法学部卒でボート部出身、新日鉄にも勤務し、オックスフォード大学への留学経験もあります。脱サラで農業ビジネスに挑戦です。

外の空気を存分に吸った前途有為の若者地域に貢献しようと舞い戻ってきたわけです。これまで培った体験だけでなく豊富な人脈と一緒にです。

明日の午後1時半より山北町の里山のてっぺんにある株式会社トヤマの講堂で岸さんが新ビジネスの紹介をしシンポジウムを行います。

メインゲストは東大ボート部の先輩で前の農林水産事務次官の本川一善さんです。この一事をもってしても岸さんの人脈がお分かりいただけると思います。

小田急電鉄勤務の東大ボート部先輩が精力的に岸さんを応援していて本川さんを招くことができました。体育会系の運動部のつながりに強さを感じました。

岸さんは農機具のヤンマーや京浜急行、キリンビールといった大手企業へのプレゼンテーションを行い高い評価を得ていています。

岸さんのような若者が次々と輩出してこそ神奈川県西部の停滞状況を打ち破れます。私は岸さんに突破口になってもらいたいと願ってます。

地域を活性化させるための三要素はよそ者、若者、ばか者と言われるとブログで何度も紹介しました。岸さんはすべての要素を持っていてなおかつ地元出身です。

これだけの人材はめったやたらと登場してきません。地域の宝と言って良いです。大きく羽ばたいてもらいたいと切に思います。

これまで何とかなってきたからこれからも何とかなるだろうというのは幻想です。人口が急激に減ってしまってはそのうち手が打てなくなります。

ラストチャンスの時期が迫っているのです。危機を突破するためには人材の確保です。有能な若者をどしどし地域として応援することが大切です。