全国791の市で構成する全国市長会のトップを決める選挙が実施されることになりました。6月6日の総会で決まるということです。

2013年以来の選挙となり3人が立候補を届けました。その内のお一人が神奈川県海老名市の内野優市長です。心底からエールを送りたいと思います。

全国市長会長は、横浜、名古屋、大阪などの著名なトップの市長が調整のうえで選ばれることが多く名誉職的な要素を持っていました。

ところが昨今は地方分権改革の流れが強まり2011年に国と対等の立場で協議する場が正式に発足したこともあり位置づけに変化が見られます。

全国市長会長は国と地方の協議の場の有力メンバーでありますのでトップのひとことで地方の立場を強く主張できる可能性があります。

選挙となるのは2013年以来とのことです。内野市長のほかに福島県相馬市の立谷秀清市長、佐賀県多久市の横尾俊彦市長です。

顔ぶれを見て驚きました。内野市長は同じ神奈川県ですので良く存じ上げてますし立谷市長も横尾市長も旧知の皆さんです。

福島県相馬市と言えば二宮尊徳の高弟、富田高慶の出身地で二宮思想に基づいた農村再興運動が盛んでした。二宮尊徳の出生地の小田原市と縁が深いです。

立谷市長は二宮尊徳の教えをまちづくりに役立てる自治体で構成する全国報徳サミットの中心メンバーです。私もメンバーでしたのでつながりができました。

それと相馬市は東日本大震災の被災地です。ご自身医者でもあり復興に活躍されて名をはせた市長の一人です。ネット発信でも有名な方です。

佐賀県多久市の横尾市長は2007年4月から2010年3月まで内閣府地方分権改革推進委員会委員でした。私も一緒に議論した仲間です。

佐賀県多久市は論語の孔子を祀る孔子廟の所在地で論語を地域教育にも取り入れています。私より年下ですが既に6期目の若きベテラン市長です。

旧知の満面による全国市長会長選挙が展開されるとは思ってもみませんでした。地方自治の発展のために大いなる論戦を期待してやみません。

前回は全国市長会にある九支部と都道府県の代表による郵送投票で決定されたということです。今回はもっとオープンにして論議を深める選挙にして欲しいです。

地方自治の最前線に立つリーダを決める選挙だと位置づけてシンポジウムを少なくとも東京と大阪で開催し全市による投票にして関心を高めるべきです。

三方ともに論客です。論戦は盛り上がります。地方自治といっても地域によって実情は全く異なります。その立場を戦わせることが大切です。

相馬市は東日本大震災から復興途上の地方都市、多久市は九州の人口減少を抱える地方都市、海老名市は首都圏にあって躍進著しい地方都市です。

各市を取り巻く状況は全く対照的です。それぞれの立場で全国の市政運営の展望をどう切り拓くかを論じあうことは大変に興味深いです。

論議の結果、現在に日本の全国の市町村の抱える論点が一層明確化するはずです。今は何を優先すべきかで市長会長が決定されます。熱い選挙戦を期待します。