神奈川県秦野市を走る国道246号線沿いにある全国的に有名なラーメン店なんつッ亭の大将古谷一郎さんが政治の舞台に躍り出ようとしています。

古谷さんはテレビでも再三にわたり紹介された業界の風雲児です。小さなお店から始めタイやシンガポールにも店を構えてます。

もともとは暴走族、高校を中退しワルの道で暴れてました。20代後半で足を洗い現在の奥さんと一緒に九州のラーメン店を回りました。

熊本の店で修業を積んだ後1997年9月17日に地元に帰り小さな店を構えました。一杯750円のラーメンを不眠不休で作り続けたということです。

秘伝の黒いつゆの味が有名になり週刊誌で紹介されました。そこから弾みがつき2003年に品川に進出、その後は海外展開となりました。

業界の勝ち組です。その古谷さんが店の経営は弟子たちに任せてなぜ政治の政界へ飛び込もうとするのでしょうか伺いました。

政治の世界のあまりのでたらめぶりにほとほと嫌気がさして自分で直接物申したくなったとのことでした。それにしても思い切った決断です。

堂々と物申すことにこだわっています。文部科学省の前事務次官の前川喜平氏の権力に屈せず堂々と発言する姿に衝撃を受けたと言います。

前川氏を招いて6月28日の木曜日19時より秦野市文化会館小ホールで市民向けの勉強会を開催することが決まったと話していました。

地元の秦野市内で駅頭でのチラシ配布や知り合いの家を一軒一軒回っての支援の獲得活動も始めています。軽のバンも購入しました。

ただし決まっていないのが政治家のうち何を目指すかです。決定的なところがあいまいなまま走り出しているところが私はすこぶる気に入りました。

自分自身の25年前の姿とダブるからです。NHKの政治記者を辞めて全くの徒手空拳で飛び出した体験があるからです。心意気のみでした。

そこから波乱万丈という言葉が当てはまる様々な体験を積んできました。古谷さんはそうした世界に入ろうとしているのです。

立憲民主党の活動を側面から支援しようと結集した「まっとうな政治をつくる緊急行動@西さがみ」にも古谷さんは共同代表として参加してます。

国政の動きに強い関心があります。憲法改正に向けての動きが顕著なことや現在の経済運営が大企業中心で回っていることへの不満も強いです。

ユニークな経歴とテレビで顔を売ったことを強みにして衆議院選挙やあるいは参議院選挙といった国政を目標にしたい考えのようです。

しかし古谷さんの真骨頂は、外道の道を一切捨てて一念発起して小さなラーメン店から人生をやり直して今日を築いたことにあります。

いきなり国政ではなく地元の秦野市から地方議員として出発する手もあるのではないかと思います。県議会議員はどうなのでしょうか。

このところ地方議会も自民党の強さばかりが目立ちます。この辺りで自民党ではない性根の据わった政治家の登場が待たれます。

古谷さんは格好な人材に思えます。知名度に寄りかかり一気に背伸びをするのではなく政治家としての経験を地方議会の場で積むことを私は期待します。