まちづくりにおいて何か新しい取り組みをして無から有を生むためには思いが存在しなければなりません。明確な思いがあって初めて具体化します。

逆はあり得ません。思いがあってそれが実践となり姿かたちとなって現れます。この大原則をしっかりとわきまえてまちづくりに取り掛かる必要があります。

リーダーすなわち首長が明確な思いを持っていればすっきりと住民にわかる形で具現化していきます。首長の責任も明確になりますので真剣になります。

最初の思いの発信源が首長から距離が遠くなればなるほど誰の発案かがあいまいになるとともに首長も責任の自覚が薄くなります。

先週末の11日の金曜日神奈川県海老名市の内野優市長と久しぶりに会って意見交換する機会がありました。相変わらず闊達な様子で元気をいただきました。

内野市長は神奈川県の現職の首長のうちでまちづくりにおいて何をするかの思いが最も明確な首長の代表的存在だと思います。

全国市長会長選挙に立候補したこともあって激励の意味を込めて面談させてもらいました。市長会長選挙を通じて問題提起をすると話していました。

3人の立候補者がいます。最も有力な候補がすでにいるようです。こうした既定路線に対し大都市部で躍進する市の市町として物申すということです。

内野市長のこうした血気にほれぼれします。多くの首長の皆さんが二の足を踏んで安全な路線を歩む中で突出してユニークな市長だと思いました。

面談が長くなって夜8時を回りました。内野市長がぜひ見てもらいたい施設があると見学を促しました。変ぼう著しい小田急線海老名駅近くの図書館でした。

TSUTAYAとタイアップして民間活力を取り入れた図書館として話題を読んだ施設です。2015年10月にオープンしました。

地下1階、地上4階建ての建物で1階は書物を販売する通常の書店とスターバックスコーヒーです。2階からは図書館らしくなっていきます。

閲覧スペースが十二分にとってあり海老名駅を利用する学生が閉館時間の9時ぎりぎりまで利用していました。子供向けのフロアもありました。

図書館とはかくあるべきという固定観念を持っている方からは異論が出るはずです。しかし民間活力を利用した図書館運営へひとつの挑戦です。

私は評価します。税収が海老名市と言えども厳しくなるのが予想される中でできる限りの効率的運営を目指すのは当然のことだからです。

躍進する海老名市ならば民間活力の導入の先駆的手法を駆使して公共的サービスを展開する取り組みが可能です。批判を恐れずに挑戦を続けて欲しいです。

内野市長は広域連携の徹底を強調してました。相模川をはさんで厚木市を始め県央地域が一体となってまちづくりを進めるべきだと話してました。

内野市長の行動力で大いに前進させてほしいです。財政力に余力があるうちに連携を進め人口減少・少子高齢化に備えるのは当然のことです。

豊かな自治体の代表とされてきた神奈川県内の市町村も、もはや安閑とはしてられません。首長が危機感と明確な思いを持って挑戦する時代に直面してます。