今日から20日まで日中青少年書画展in小田原
神奈川県小田原市を中心に活動を続けている西湘日中友好協会は今年で創設49周年、間もなく半世紀となる日本有数の歴史を誇る日中交流団体です。
昨年8月、日中国交正常化45周年を記念し訪中団を結成し加藤憲一小田原市長も参加して中国河南省安陽市を訪問しました。
安陽市は甲骨文字が発見された世界文化遺産の殷墟がある歴史と文化の都市です。小田原市と交流を続けていて訪問団が小田原市を訪れたこともあります。
加藤市長の安陽市訪問は初めてのことで国立文字博物館で盛大に日中青少年書画展が開かれ国交正常化45周年を祝いました。
2012年12月には小田原市で2013年5月には安陽市の殷墟で日中青少年書画展を開催した実績があります。西湘日中友好協会のおぜん立てです。
作品の募集から展示まで相当の手間暇がかかります。事務局長で元小学校教諭の小早川のぞみさんの執念に近いものを感じます。
今回の日中青少年書画展は、昨年、安陽市で開催した展覧会の答礼です。今年が日中平和友好条約締結40周年であることを祝う意味合いもあります。
昨日20人を超えるボランティアに加え小田原市の職員も加わり会場となる小田原市民会館小ホールで展示の準備をしました。
西湘日中友好協会は高齢化が進んでいて力仕事はしんどいです。ボランティアを募り数人の中堅女性メンバーが全体を取り仕切っていました。
本日は中国からのお客さまを迎えるレセプションを小田原市内のホテルで開催します。こちらも女性の中堅メンバーが取り仕切ってます。
頼もしいです。この力があれば西湘日中友好協会も活力を維持できるどころか発展も可能だと思いました。今回の書画展が良いきっかけになったと思います。
日中友好交流団体は1972年の日中国交正常化を受けて本と中国の関係が良好だった時代に次々と誕生し交流行事を重ねてきました。
すでに45年が過ぎてけん引してきたメンバーの高齢化が顕著で活動が急速に弱まっているのが全国の実情で大きな課題となっています。
そうした中で日中友好団体の老舗の西湘日中友好協会に中堅女性メンバーの活躍でほのかな光が見えたことは希望の灯がともった感じがしました。
こうした次世代のメンバーがどんどん前面に出て活動をアピールすれば再び活動を活発にすることも可能だと確信を持ちました。
来年は西湘日中友好協会50周年で本当の節目です。中堅女性メンバーが中心となって何をすべきか考えて行動に移って欲しいです。
老舗ですから全国の日中友好協会をあっと言わせるような催しの知恵を絞って欲しいです。女性、若者が中核となって進めれば可能です。
全国の日中関係団体、小田原市や経済団体の協力もきちんと得て側面支援の体制づくりも早くから進めドタバタしないようにすることが肝要です。
日本と中国は、領土問題が絡んだ冬の時代がようやく終わろうとしてます。この流れを確実にし未来に希望を感じるイベントとすることを願います。