神川県日中友好協会の踏ん張り

22日神奈川県日中友好協会の総会が横浜市の神奈川新聞社本社の会議室でありました。会の未来に春が見えてきたと感じました。

神奈川県日中友好協会は神奈川県からの年間100万円の補助金が打ち切切りが決まり対応に苦慮していたのが一昨年の状況でした。

理事の端くれに名前をつらねている私としても何か貢献できることはないかと考えました。私はピンチはチャンスが行動指針です。

補助金の打ち切りは、例年通りの活動を続けていたのではだめだという警告だと受け止めるべきだと思いました。反転攻勢をかけて乗り切るべきです。

昨年が日中国交正常化45周年の節目に当たることを捉えて節目の行事を展開しその取り組みの中で運営資金を多少なりとも確保しようと提案しました。

神奈川県庁出身の副会長を中心に活発な行動につながりました。全国日中友好協会の丹羽宇一郎会長を招いての講演会を始め盛りだくさんの催しが行われました。

活動すれば会員も増えます。113人から132人になりました。法人会員も66社から69社になりました。増加に転じたのは快挙です。

今年度の活動について事務局より説明がありました。神奈川県座間市に新たに日中友好協会が誕生し県日中友好協会に加入されました。

座間市として日中友好交流活動を進めるため受け皿となる組織を立ち上げたということでした。全国的にも新規組織の誕生は珍しいと思います。

人事も若返りました。神奈川経済同友会から推薦され理事に就任されていた方が交代となり一挙に10歳以上若返ることになりました。

経済の方面での活動強化は友好交流活動を盛んにさせますし法人会員を増やすことにもつながります。若い理事の方の今後に期待します。

県日中友好協会ではほぼ毎月「日中経済文化講座」を開催し最新の中国事情を中心に小さな勉強会を続けています。部会の代表が女性になりました。

女性の視点をどんどん取り入れて斬新な講座を期待します。女性会員が増加するようになれば会はもっと活発になるとは間違いありません。

新規のイベントにも新たな方向性が見えてきます。神奈川県と中国遼寧省との友好交流35周年を記念して遼寧省で音楽の交流をする企画が盛り込まれました。

日本から和太鼓、尺八、堤、三味線の演奏家が遼寧省を訪問し中国の音楽家たちと交流イベントを実施しようというものです。

音楽は力あります。芸術の側面から交流事業を進めるのは友好関係を深めると思います。4人の派遣でささやかなスタートですが大きな成果を期待します。

青少年の交流に新たな事業がふたつ入りました。青少年の書道の交流事業を行います。遼寧省に4人程度派遣します。書の本場での交流は刺激的だと思います。

遼寧省の日本語スピーチコンテストで優秀賞を受賞した高校生3人をホームステイで受け入れる計画もありました。若者に日本の今を知ってもらいたいです。

神奈川県日中友好協会頑張ってます。全国の日中友好協会、高齢化が進み活動が停滞していると言われてます。神奈川県から勢いを発信できると思います。