少子高齢化・人口減少社会にあって人口の増加が続き勝ち組の代表例として紹介されることが多い神奈川県開成町。実は大きな壁に直面しています。

開成町の成功の要因は1965年の都市計画法の制定以来の厳格な計画的な街づくり手法を堅持してきたことにあることは折に触れて紹介してきました。

(小田急不動産HPより)

その都市計画が最終段階を迎えています。私の町長の代に町南部地域の土地区画整理事業が着手され富士フイルム先進研究所誘致、新小学校建設と進みました。

現在は開発事業は終了し住宅の建設や残る工業系地域への企業誘致が課題として残ってます。実はもう一つ最後の最後の大仕事があります。

小田急線開成駅と開発区域とを結ぶ街路の建設です。駅前通り線ととりあえずの名前が付けられ220メートルの測量などの基礎的な作業は始まっています。

事業費用40億円程度と見積もられています。街路にはすでにアパートなどの住宅が建っていて移転に費用がかさむことが理由です。

しかし新たな街路ができることを前提に住宅を購入された方もいられます。駅前通り線の開通は開成町の計画的まちづくりの最後の一手です。

来年の開成町長選挙の本当の争点はこの難事業をどうするのかです。都市計画がまちづくりの生命線のまちなのですから当然のことです。

人口が増えているからいいでしょうなんて言うのはプロの争点ではありません。現状に甘えた幻想の中で意図的に成果を誇っているだけです。

常識的に考えて開発が完了し駅とのアクセスがきちんと整備されるか否かは開発区域の土地価格に直接反映します。固定資産税に跳ね返ります。

富士フイルムの先進研究所誘致以上の難事業で開成町の将来像に決定的な影響を与えます。ずるずると放置すれば住環境は整わず価値も減じます。

今、やるかやらないかが問われているのです。町長選挙を目指している山神裕さんもこの難事業に言及しています。費用の観点から断言を避けています。

少なくとも10年に1人の逸材だと山神さんのことを昨日のブログで評価しました。逸材は歴史に名を遺す可能性を秘めているということです。

山神さんが真の政治家となるためにはこの難事業と正面から向き合い突破することが絶対条件となると思います。やるかやらないかです。

まずやる!と断言できるかどうかです。根拠がはっきりしないと言えないというのは平凡な政治家が言う言葉で逸材の言葉ではないと思います。

小田急線の特別快速と急行の開成駅停車が確実になった今こそ断言する機会だと思います。やらなければならないのですからやりきるしかないのです。

国と県と民間企業を巻き込んで役場内に強力なプロジェクトチームを結成してねじり鉢巻きで知恵を絞りつつ前進するプロジェクトです。

眠れない夜は頻繁に訪れます。それでも開成町の将来のためをと自らを奮い立たせて壁にぶち当たらないとなりません。

私は山神裕さん以外にこの任務を遂行できる人材はいないと思っています。山神さんが開成町の都市計画における最後の最後の事業の成否を握っています。