橋下市長は地方自治の破壊者なのでしょうか。
橋下大阪市長がオスプレイの訓練受け入れを大阪八尾空港で検討する考えを表明し安倍総理大臣に提案しました。裏にどんなからくりがあるのかうかがい知れませんが常識外れも甚だしいです。
橋下市長はどういった立場での行動なのでしょうか。八尾空港は大阪市ではありません。日本維新の会の共同代表としてでしょうか。そうだとしても地元の意見も聞かずに先に動くのは常識外です。
狂ったかに見せて何らかの妥協の産物を得るのがしたたかな橋下流の手法です。今度は何を得たいのでしょうか。アメリカと沖縄に媚を売るために突拍子もないことを言い出したのでしょうか。
ならば実現させなければなりません。でも地元のを無視したやり方で上手くいく訳がありません。強行すれば八尾市民が猛反発するでしょう。完全に袋小路に入ったとしか言いようがありません。
常識では考えられない橋下提案を安倍総理が一応聞くというのも信じられません。参議院選挙後の政局をにらんでの行動なのかこれも解せません。巨大与党ならばなんでもありという感じです。
とにかく橋下市長は市長なのですから地方自治の体現者のはずです。地域のことは地域で決めるのが原則です。地元の市長を始め市民への打診も無しにこうした行動をとることをどう説明するのでしょうか。
また橋下市長の自分勝手と言っても良い行動を容認して検討することを表明している安倍政権も地方自治を破壊する共犯者になりかねません。憲法でいう地方自治の本旨を逸脱しています。