頑張れ大将!。

神奈川県秦野市に本拠を置く著名ラーメン店のなんッ亭の大将古谷一郎さんから電話がありました。困っている様子でした。

古谷さんは全く組織もないのにもかかわらず今の政治は許せないのただ一点張りで政治家を目指して立ち上がったことは既に紹介しました。

自民党が2議席を独占している秦野市の県議会の現状を壊したいと自らの知名度を武器に戦いを挑もうとしています。たいした気概です。

現状を打ち破ろうとするのですから反発は当然あります。その矛先が古谷さんの過去のすねの傷跡に向かっているというのです。

古谷さんは高校時代から正道を外れました。相当の悪です。警察に何度もご厄介になりました。しかし20代後半で一念発起更生しました。

熊本でラーメンの修行をして自立そこからの奮闘のサクセスストーリーはTBS系の「情熱大陸」で紹介されたほどです。

(お詫び 当初テレビ東京と誤記してました。)

裏の世界から表に出ただけでなくラーメンの世界で名を馳せたのです。お見事としか言いようがない反転の人生ではないでしょうか。

しかし古谷さんを叩く人たちは20年以上も前の過去に懐中電灯を照らし暴きこうした過去を持つ人物が政治の道を歩んではいけないと圧をかけるというのです。

私は古谷さんからの電話を伺っていて思わず声を荒げました。「過去を乗り越えて立派に事業を成功させたのが何が悪いのだ!。雑音は聞かないで!。」と。

誇れる過去ではありません。でも乗り越えたことは素晴らしいことです。光と影の双方を知った人間として政界に転身するのが何が悪いというのでしょうか。

国権の最高機関である国会は、ほんの少し前の過去も忘れたと言えばまかり通る世の中です。それに比較すれば古谷さんの言動は立派です。

暗い過去があった事実は認めてそれは20年以上の前のことでそこから乗り越えた自分を見てくれと言っています。私はこの心意気に心が動かされます。

古谷さんは、6月28日(木)午後7時より秦野市文化会館小ホールに文部科学省の前川喜平前事務次官を迎えて集会を開催します。成功に全てを賭けてます。

前川さんも加計学園の獣医学部開設に絡む疑惑をめぐって孤軍奮闘状況にまで追い込まれ、スキャンダル報道から事務次官辞任となりました。

しかし、自説を曲げることは一切ありませんでした。国会の証人喚問で「行政がゆがめられた。」と言い切りました。最高権力に対してたじろぎませんでした。

前川さんの生きざまもほれぼれします。権力者の意向を忖度し事実をなかったことにしようとまでする官僚政界の中で前川さんの存在は貴重です。

官僚の世界にはもはやなくなってしまったかに思えた正義がどっこい生きていることを証明してくれました。心を撫で下ろした人も多いと思います。

古谷さんが前川さんを呼びたいとこだわり続けた心境がわかります。孤軍奮闘でも説を曲げない生きざまに私淑しているのだと思います。

たった一人で500席を満席にするのは容易なことではありません。でも踏ん張ると電話口で言ってました。応援します。