大将のイチかバチかの大勝負、ゴング鳴る。

本日午後7時より神奈川県秦野市の秦野市文化会館小ホールで「秦野からまっとうな政治を取り戻す集い」が開催されます。

主催は「秦野から未来を創る会」です。実際は秦野市に本店を構える著名なラーメン店なんつッ亭のオーナー古谷一郎さんが孤軍奮闘です。

何故にそこまでするのかというと3・11以降の日本の政治の現状を見て、このままではいけないと止むに止まれず行動に打って出たということです。

特に昨今の森友、加計問題をめぐる事実を隠蔽し民主主義の根幹を揺るがすような不祥事をしでかしながら大した責任をとらない有様に怒りを募らせてます。

集会のゲストは前川喜平文部科学省前事務次官です。加計学園の獣医学部新設を認める過程において行政がゆがめられたと言い切った方です。

安倍総理の一強時代と言われる中、権力の中枢に対しいささかも臆する様子を見せることなくおかしなことはおかしいと発言するのは大変な勇気がいります。

古谷さんが前川さんを招いた心情がひしひしと伝わってきます。世の人がもっと勇気をもって不正に対し怒りの声をあげなければならないということです。

古谷さんは若かりし頃、やんちゃを極め何度も警察の厄介になった経歴の持ち主です。そこから20代後半で一念発起して成功を収めたのです。

這い上がるためには刻苦勉励しかありません。ラーメン店を経営当初は辛酸をなめつくしたことでしょう。庶民の生活の苦しさも身に染みて感じたことでしょう。

だからこそアベノミクスの政治が庶民の生活を置き去りにしていると強く感じているのだと思います。目線が低いのは庶民とともに戦う最大の条件です。

古谷さんを見ていると西郷隆盛が言うところの「始末に困る人」に近づいているように思います。自分のことを顧みずに世直しに賭けているからです。

西郷さんが言った「始末に困る人」とは「命も名誉も官職もカネも要らない人」です。西郷さんはこのような人でなければ大きな仕事はできないと述べてます。

明らかに古谷さんは近いです。世直しの一翼を担える人物だと私は思います。だから本日のイベントはとても大切です。いわば戦いの初戦だからです。

孤軍奮闘で定員500人収容のホールを満員にするのは至難の業です。組織的な支援はありません。それでもやると踏ん切ったのです。

古谷さんの心意気を是とする皆さんが一人でも多く集会に参加いただきたいと願っています。満席になることを切望しています。

もはや日本の官僚の世界では絶滅危惧種となってしまっている筋を通すサムライ官僚、前川さんの話をじっくりと聞き日本の政治を考えましょう。

古谷さんは来月には政治家への転身を目指すことを正式に表明する予定です。自民党が極めて強い秦野市の政治風土の中で一石を投じると決意してます。

「始末に困る人」古谷一郎さんのこれからに期待したいです。私利私欲なくがむしゃらに突進する政治家は政治の現状をぶち壊す可能性を秘めています。